青side
黄
青
まだ肌寒い風が僕たちの体を冷やしていく
誰もいない屋上に3人でくつろいでいるとるぅとくんが何か言いたげに尋ねてきた
なんか嫌な予感がして会話に集中していたのをパックのバナナオレを飲む事に集中する
黄
髪が視界を邪魔してるぅとくんの顔はよく見えない
いつもなら風に怒りながら髪を整えるのだが、今回は少し有り難く感じた
青
黄
青
黄
青
沈黙が続く
それは僕にとってとても気まずくてチラッと莉犬くんを見る
頬杖をついてスマホを弄っている
きっと次の任務の確認とかをしているのだろう
黄
黙っていたるぅとくんが口を開く
これはどうしても引かない奴だ
そう思い1つため息をついて全てを話した
赤side
ひと通りの話が終わり、再び沈黙が続く
4時間目の授業が始まるチャイムが鳴る
黄
るぅとくんは「だからか」と納得のいったような表情を見せて考え込んでいる
きっとどうやって2人を仲直りさせるか考えているんだろう
このままでは俺たちの仕事も出来ないし、任務だって出来ない
2人きりで話してもらいたいがそうすれば前みたいにころちゃんは逃げるだろう
赤
青
ころちゃんは黙ったまま下を向いている
黄
赤
赤
青
黄
黄
ポケットにしまっていたスマホが震える
震え続けるスマホはどうやら通話の様でポケットから取り出す
相手は''X''から
赤
開始ボタンを押して耳にスマホを当てる
理事長
あっちモードに入った理事長の口調
スピーカーをオンにして2人に聞こえる様にする
理事長
黄
るぅとくんの問いに理事長は
理事長
理事長
信号機
ブツっと切れたスマホの画面上部に届く通知
それをタップして内容を軽く頭に入れる
黄
青
ヘラっと笑うころちゃんの言葉に立ち上がってその場を後にした
赤side
目的地に移動している間、車を走らせながらずっと考えていた
どうしてジェルくんには少し心が開いたのか
それはきっと、少しだけ、ころちゃんに似ていたからなのかもしれない
赤
黄
赤
黄
赤
黄
少し考えた後、るぅとくんは了承してくれた
目的地からすぐ近くに車を止める
黄
青
赤
青黄
バタン、とドアが閉まると自動的にドアにロックが掛かった
チッ、チッ、
着々と動いていく時計の針
その針がてっぺんを刺した時、1つの人影が現れて助手席の窓をコンコンコン、と3回ノックをした
ロックを解除するとドアが開いて助手席に座る人
ドアが閉まり、沈黙が続く
その沈黙を破ったのはあっちからで
赤
赤
サングラスを外して俺を横目で見るのは紫の彼奴
紫
赤
紫
赤
紫
赤
紫
一瞬ポカンとした表情を見せる彼だがすぐに戻り、優しげに微笑んだ
紫
紫
赤
紫
赤
紫
赤
紫
赤
紫
赤
紫
赤
紫
赤
紫
紫
紫
赤
紫
赤
紫
赤
紫
紫
赤
紫
紫
紫
コメント
19件
ブクマ失礼します! 続き気になる、、
連載ブクマ失礼します! 続きはもうない感じですか、?
めっちゃ面白かったです!もうやばすぎです!連載ブクマ、フォロー失礼します🙇♀️🙏