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ノω・、) ウゥ・・・泣ける
辻霊音
辻霊音
辻霊音
母さん
橙
母さん
橙
橙
橙
橙
橙
桃
紫
桃
紫
桃
~5時限目~
桃
桃
桃
ガタッッ――
紫
橙
橙
プルルルルッッ、
橙
橙
橙
紫
橙
紫
橙
紫
『―――た!』
橙
~翌朝~
橙
走った。自転車の方が早いだろとか、そんなこと考える前に走った。
昨日紫くんから桃が倒れたってことを聞いて居ても立っても居られなくなった俺は学校に休んでいた身のため当日には行けなかったが、今日病院が受け付け開始する数分前に親へのあいさつもそこそこに家を出た。
ずっと走ったからか脇腹は少し痛く、喉も乾燥し顔には季節に似つかわしくない冷たい風が直撃した。
遠目には昨日紫くんに教えてもらった病院が見えてきた。
手に持っていたスマホを見やり、病院が開いていることを確認するとさらに走る速度を最大限まで上げた。
橙
病院のベッドで静かな寝息をたてて眠っている桃を見て少し安心した。
ベッドの隣の椅子に腰かけ息を整えながら桃の顔を見てみると、髪の毛の間から覗く整った形の耳たぶに傷跡が残っていた。
かなり古そうな傷だったが、その傷に俺は見覚えがあった。
それは、桃が忘れている記憶の中で残した傷だ。
砂場で遊んでいたところ、後から遊びに来た当時小2くらいの男子にそこをどけと投げつけられた石が掠った時にできた傷だった。
彼は活発で絆創膏は普段から持参していたためその点では困らなかったが、場所が場所なため自分で貼れない桃に、俺が貼ってあげたんやっけ。
その日の夜は俺が守ってあげれればよかったと5歳なりに反省しながら眠りについた。
……昨日紫くんから聞きまともに寝れなかったため、桃ちゃんの大丈夫そうな顔を見て安心すると同時に眠気が襲ってきた。
ぽすっ、
橙
気づけば俺は、桃ちゃんのベッドに顔を突っ伏して寝ていたようだ。
頭に何か違和感を感じたので顔をあげてみると、いつの間にか起きた桃ちゃんが――
桃
橙
桃
桃ちゃんが言い終わるより先に、俺は桃に抱き着いていた。
橙
桃
橙
桃
橙
桃
橙
桃
橙
桃
橙
桃
橙
桃
橙
橙
桃
橙
桃
橙
桃
橙
桃
ぎゅっ、
大きな瞳から涙をこぼしながら、今度は桃ちゃんが俺に抱き着いた。
桃
橙
桃
橙
桃
橙
桃
橙
桃
橙
橙
桃
桃
桃