｢双子の兄はヤンキー｣

あーーー本当に待たせてすみません！

まじで遅くなりました

やっとです。書かせていただきます。

「助ける」

そこから俺達は青兄を助けるために話し合いを重ねた

みんな俺達のために協力してくれる姿が本当に嬉しかった

結果、みんなで俺の家に行き、

俺の部屋で隠れつつ

1人が撮影

後は様子を見たりしつつ、

みんなで止めに入り、

最終的に警察を呼ぶという方法に決まった

今すぐにでも助けたいと言ってくれて、 今日実行することになった

驚いた

赤の部屋に来るまでの通り道が本当に 踏み場なんてなかった

ガラスの破片や包丁や食べ物や テストの答案やその他諸々

家とは正直思えないほどだった

だからこそ俺は…っ

俺が話し始めようとした時だった

下から大きな物音と声が聞こえてきた

ﾄﾞｰﾝ"ﾎﾞﾝｶﾞﾝｶﾞｼｬｰﾝ"’

お前なんか死ね"っ"！！

〜〜"ｯ〜〜ｯｯ"！！

他にも色々聞こえた

凄く胸が苦しくなった

俺が固まっているとみんなが動いてくれた

気づくだけじゃダメ、…青兄が言ってた

動かないと、…きっとこれを求めていたんだろう

……ｯ遅くなってごめんね

今すぐに助けに行くから

俺達は青兄とお母さんが居る一階のリビングに降りた

ガラスが割れる音、物が倒れ割れる音、 殴る音、暴言、押し付ける音、

色々な音が聞こえた

このリビングのドアは透明になっている部分がある

その時だった

その透明の部分からお母さんがいつものように包丁を持ったのが見えた

お母さんが持って向かった先には青兄が居た

凄く今までに見た事のない弱った青兄が

きっとお母さんは今日殺そうと決めていたのだろう

お母さんが青兄を刺そうとした時

ﾊﾞﾝｯ

ﾎﾞﾝｯ"

桃くんがドアを開け、お母さんを蹴ったのだ

桃くんが包丁を離させ青兄を抑えて止めてくれた

その後の流れは早かった

警察が来てお母さんは捕まった

青兄は怪我などが酷く救急車で運ばれた

とても静かな部屋

…っ救急車で運ばれた青兄の顔がずっと頭に焼き付いて離れない

生きる気を失せた死んだような冷めた目

もっと俺が早く動けばｯ…

みんなで散らかった部屋を片付けた

片付ければ片付けるほど苦しくなった

血が付いてたり、包帯や薬

恐ろしい物が沢山散らばっていた

毎日毎日大変で苦しくて

お金もまともにないから暇あればバイトも行って

自分の時間が作れない中で勉強する時間を割いてって…どれだけ頑張ってるのさｯ

部屋を片付けるだけなのに涙が止まらない

こんなにも苦しめられてたなんて

想像を遥かに超えていた

とても残酷だった

END