君の心臓に問いかけた

ｶﾞﾀﾝ

おれの家のポストに赤い手紙が 入ってあった。

拝啓、花城ヒロ様 国のために戦争に出ること。 特攻部隊隊長"赤橋ゆあん"

…もう…行く時が来たのか。と 今でも実感ができない

しかも…特攻部隊隊長様からの手紙 という事は、

自分も特攻部隊になるのかと… 不安になってくる

嫌だ、行きたくない

死にたくない

特攻部隊なんてバレたら 死ぬ当然だ

赤い手紙には涙か汗とみられる し折れている所が

何滴、何ヶ所か

…もう赤橋ゆあん…と言う方は 国のために尽くすのだろう

俺は今、21歳… 特攻部隊の隊長は何歳だろう

まだ未成年なのかな。

翌日俺は荷物を整えて 城へ行った

行く道には幾つもの血の痕跡や まだ乾ききってない後

爆発に巻き込まれたのであろう

人の腕、足、首。

行くまでに行こうかも迷った もういっそのこと

どこか遠いところへ逃げて、 老人になるまで幸せに暮らそうか。

あぁ…そう考えてるうちに もう裏口についた

｢17｣という言葉に驚きが 隠せなかった

まだ…未来がある子供にｯ… 特攻部隊の隊長なんて、ｯ！！

…

怖い。

ねぇ、

怖いです

なんでそんな平然としてられるのか

何今の

こい？鯉？恋？

胸が熱く、燃えそうなくらいにぐちゃぐちゃ

……ぁあ、叶わなや

綺麗で汚れた恋をした

あと、1週間……ね。

後1週間

♡450↑