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大阪兄に待ってろって言われたけど、香川にも伝えた方が良いのだろうか
お風呂から上がったばっかりの香川をチラリと横見して考える
香川にはもうあまり体力は残っていない気がするが、家に置いて行くのは危険すぎる
どうしたらいいんだろう…
香川
三重
急に香川が話しかけて来て、違和感のある返事をしてしまい焦る
それに香川は、まだお風呂からも上がったばっかりで何も食べてない
空腹の状態で一緒に行っても可哀想だ…
一体どうしたら….
香川
三重
珍しく香川が真剣な表情で聞いて来たので、少し焦ったが、まだ言おうか迷っていた
香川の体力のことと京都姉のことの二つを考えながら行動するのは、こんなに難しいんだな…
香川
三重
香川のシュンとした表情に少し心が揺らいだ気がした
やっぱり、言わないとダメだよね…
三重
香川
三重
それを聞いて香川は、少し心配そうな表情に変わった
電話に出ないなんて、何かあった時にしか起こらないことだもんね…
香川
三重
香川
香川が少し大きめの声でそう言った
でも、香川はまだ体力が全快ではないから危ない
だからと言って家に一人置いては行けない
でも、京都姉がもし東京に捕まっていたら…？
東京は最初に香川を殺そうとした
香川も行くと、東京に会うことになる
香川が真っ先に狙われる
香川
三重
こんなに真剣にお願いをして来る香川は初めてだった
香川がどれだけ都道府県のみんなを大切にしているかが分かった
連れていっても…いいんかな…？
三重
香川
三重
俺がそう言うと香川は大きく頷いた
俺の言っていることを分かってくれたんだと思い、安心した
三重
香川
そう言って俺が用意していたうどんを食べ始める香川は、どこか変わっている様な気がした
香川も以前と比べて、立派になったんだなって思った
もう、香川のことはしっかり大人扱いしても大丈夫かな
そんなことを考えながら、俺は香川がうどんを美味しそうに食べる姿を眺めていた
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