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2人が入浴や編集を済ませた頃、

とっくに時刻は過ぎていて2時を迎えている。

つりめ

えいちゃん、2時。

えいじ

おいで。

重い瞼を擦りながら、

ソファに座るえいじに駆け寄った。

えいじ

みっくん眠い?

つりめ

眠くない…

えいじ

すごい寝そうな顔。

えいじはつりめを向かい合わせで太ももに座らせると

つりめの雪のように綺麗で白い頰を撫でた。

つりめ

眠くないもん…

口ではそう言っているが、

えいじの肩に顔を埋めていて

行動と言動が全く比例していない。

えいじ

嘘ついてばっかり、

えいじ

昨夜だってそうじゃん。

えいじ

ほんとは寂しいくせに。

つりめ

だって…

つりめはむくっと顔をあげるなり

床へと目を逸らした。

えいじ

だって、なに。

つりめ

俺と居るより、

つりめ

皆と居た方が楽しそうだもん…

えいじ

…ほんっとお前ってどこまでも馬鹿だな。

えいじ

そんなわけねぇっての。

まるで小さな子供を

あやすかのように抱き締めてやると、

えいじの腰元に廻された腕に力がはいる。

これは不安で寂しがっている証拠だ。

えいじ

俺はさ、みっくんの事

えいじ

誰よりも大切に思ってる自信あるし、

えいじ

誰よりも愛してる、だから心配しなくていいんだよ。

つりめ

ほんとに…?

えいじ

…お前みたいに嘘つかねぇよ。

顔を見合わせて、えいじがへらっと笑うと、

それにつられつりめもうっとり微笑んだ。

つりめ

えいちゃん、大好き。

つりめはそう言うと

えいじの頰に口付けをした。

えいじ

ここにしろよ、お馬鹿ちゃん。

唇と唇が触れ合うくらいまで顔を近づければ、

えいじはつりめの下唇を

綺麗な長い指でゆっくりと辿った。

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