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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

桃くん 僕もう駄目かもしれない

青、、、?

どしたの?呼び出して

あのね桃くん僕

全部隠してた事言おうと思うんだ

僕はいつも通り朝起きて 重たい体を無理矢理にでも動かして 掠れた声で挨拶をする

おはよう....ッ

返事はもちろんかえってこず 代わりに耳に響くような "2人"の声が聞こえた

母親

何回言えば分かるの、、、?

母親

こっちだって我慢の限界

父親

お前はいつだってそうだよな

父親

自分の事しか考えない

父親

自分が1番だ

父親

子供すぎるんだよ

母親

あの子と一緒って言うの?

その時聞こえた"あの子" というワードで僕の心が ズキッと痛みが走った

2人ともやめようよ....ッ?

落ち着いて話をしよ....ッ!

母親

うるさいッ!

母親

あんたのせいだ、、、

母親

バコッ

なんでかな...ッ? この時すでに僕は壊れていたの...ッ?

気が済むまで

殴って..ッ?

それから両親は離婚し 僕は母親と2人だけで 過ごすことになった

学校行ってくるね....ッニコッ

母親

うん...ッ行ってらっしゃい

母親

その前に青、、、?

どしたの?お母さんニコッ

母親

ごめんね

母親

もうしないから、、、この前の事は

忘れてッ?

僕はもちろんッと上達した 作り笑いを見せて学校へ向かう

僕はこのブサイクで 醜い顔をマスクと伊達メガネで 隠し久しぶりの外を 楽しみながら学校へ向かった

校長室で話が終わり 僕が勉強する教室に着いた

もちろん僕は学校へ 通っていなかったから 転校生扱いだ みんながそわそわしているのが よく分かる

僕はマスクと伊達メガネに 怪しまれながら 堂々と無視されるであろう 挨拶をした

青です、、、

えと...ッよろしくお願いします

よろしくぅ

挨拶を無視されなかった事に 疑問を抱きながら 先生に説明された席に座る

よろしくな?青だっけ?

あ、はい.....ッ

俺、桃呼び方は何でもいい

困った事あったらすぐ言えよ?ニコッ

ありがとうございますッ?

疑問形‪w

へへっ....

作り笑いは慣れているけど 愛想笑いはした事が無い でも少し彼の笑顔を見る度に 心がズキッと痛むんだ

モブ子

ねねッ青くん!

な、何?

モブ子

さっきさ桃くんと話してたよね?

うん、少しだけ....ッ!

モブ子

調子乗らないでね‪w

なんだかこの人から 威圧を感じた きっとこの人は愛想笑いが 上手なのかもね

やっと帰れる...ッ そんなやる気の無い気持ちで 慣れない道を踏みしめて 帰った

そして親子に見えないような 距離感抜群の会話を済ませる

ただいま....ッ!

母親

お帰り、、、どうだった?

母親

友達できた、、、?

もちろんッニコッ

母親

さすが、、、ッ青!

課題してくる....ッ

母親

ファイト!!

数ヶ月後 青のお母さんは 青に頻繁に暴力を振るようになった

母親

そのくらいできるでしょ....ッ!

母親

ボコッバコッバンッ

痛くない 強くなっても全く痛みは 無かった

母親

あんたが生まれたからよッ

でもこの言葉だけは 痛いんだ...ッ すっごく痛いの 心がズキズキして止まらない

ごめんな....ッさいグスッ

そこから学校でも 虐められるようになった

モブ子

調子に乗んなって言ったよね

調子になんか乗ってない

相手が話しかけてくるからッ!

モブ子

桃くんのせいにするんだ

モブ子

ボコッバコッドカッバコッバンッ

そこから虐めはどんどん ヒートアップしていった

今日は何ですか、、、

モブ子

はい、これ

カッター、、、?

モブ子

早く切りなさいよ?

モブ子

あんたが死ねば桃くんもさ

モブ子

喜ぶから

本当に、、、?

モブ子

うん 早くしな?

ザシュスーーー

めっちゃ血でちゃった、、、

カッターなんかで死ねないよ、、、

いっその事殺してくれ、、、

僕はそう思いながらも ふらふらと暗くなった すっかり慣れた道を通り帰った

ただいま....ッ

ガーゼってある.....ッ?

母親

う、うん どしたの?

転んだだけ、、、ニコッ

母親

そっか、、、

僕は手当てをして貧血気味になった 自分の体を動かして そのまま寝た

今日は日直だから 早めに来た

おはよッ青

おはよッニコッ

また転んだの?‪w

ドジだねぇ

そうなんだよね‪w

ねね青

ん?

俺さ青の事好きなんだよねッ

付き合って欲しい

僕も好きだよ...ッ?

じゃあ、、、

よろしくお願いします、、、?

‪ありがと!!

うんッ!!

僕はこの時初めて 本物の笑顔を君に 見てもらうことができたんだ

でもね僕さっき言った通り

駄目なの

死ぬなよ…?

くふふ‪w

桃くんって察しがいいよね

青、、、?

何でナイフ持ってんだよ、、、

グサッ

こうする為だよニコッ

青、、、?

最後に一つだけ聞いてもいい?

もちろんッ

母親の事憎んでるか、、、?

ううんッ

大好きだよニコッ

桃くんには敵わないけどねニコッ

ポロポログスッ

ありがと、、、青

こちらこそッ

この作品はいかがでしたか?

624

コメント

2

ユーザー

なんでぇー桃はとめないのぉー?青止めて欲しかったと思うのニィー

ユーザー

納得いかない(´ー`*)(⑉・̆н・̆⑉)むぅ…

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