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数時間後
涙はもうすっかり引いていて、
気分を変えるためにテレビでお笑い番組を見ていた。
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ふと、あることに気づく。
衝撃的な事実を聞いてしまったから忘れていたが、 彼氏からも連絡が来ていたことを思い出す。
机の上に置いていた携帯を見て中を開く。
そこには、
「別れてほしい。」 「本当は好きじゃなかった。」 「今まで本当にすいませんでした。」
と綴ってある。
見てももう、何も思わなかった。
そのままタタッと返信を送る。
🥷
送ったあとすぐに連絡先をブロックして削除した。
なんか…もういいやと思ってから、
自分の気持ちもすっきりだな…
キヨ、今何してるかな
会いたい。
昨日の夜の出来事を思い出しては、 お腹の辺りが熱くなる。
連絡をしようかどうしようか悩んだが、 中々勇気が出ず送ることはできなかった。
何かあったら連絡してとは言われたけど…
別れて早々連絡するのは少しだけ心がモヤモヤした。
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いつも相談に乗ってもらっていたうっしーの番号を開き、 そのまま電話を繋げる。
プルルッ
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大体鳴らすと早く出てくれるのが助かる。
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かなり驚いている牛沢に、 軽く事の経緯を説明した。
牛沢には何でも言えるから、 あの日のことも包み隠さず話した。
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よかった、応援してくれるみたい。
うっしーのこの言い方は大体肯定してくれてる時。
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明日、牛沢の家にお邪魔することになった。
牛沢家
お昼すぎに牛沢の家に着き、 行き道でコンビニに寄りお昼ご飯を買っていった。
今はお昼時。
牛沢はレトルトが作ったご飯を食べ、 俺はコンビニで買ったご飯を食べていた。
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レトルトは可愛らしい笑顔で答える。
幸せそうで、心がホッとする。
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🦀
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二人の掛け合いが堪らなく微笑ましい。
ふふっと笑いながら見つめる。
仲良いなぁ
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思わぬ質問が飛んできて、 分かりやすく動揺する。
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そうだろうか…
まだ送れずにいるキヨの連絡先をただ見つめる。
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確かに…録音聞いたことも、 色々含めてお礼も言いたいし…
そう思いキヨに連絡を入れるため、 文章を考えて送る。
こんなに緊張するのは何年ぶりだろう。
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牛沢の方へ画面を向けて見せる。
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🥷
画面を自分の方へ戻しては、 送った文章を眺める。
「もらった録音聞いたよ。 ありがとう、直接話したいこともあるから 会える日教えてくれたら嬉しい。」
連絡…来るといいな
画面を閉じて、また牛沢達と話していた。
ピコンッ
自分の携帯の音に慌てて携帯を触ると、 そこにはキヨの返信。
はや…
ドキドキと嬉しい気持ちが湧き上がってくる。
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また画面を牛沢達に向ける。
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大学忙しいのか…
少ししょんぼりする自分がいる。
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??
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2人が何の話をしているのかさっぱりわからない。
ずっと頭にははてなマークが飛んでいた。
大学の話…だよね?
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俺の遮る言葉に2人はぽかんとしながらこちらを見る。
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テンパってしまい何がなんだかわからない。
本当に何の話だ…?
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一旦気持ちを落ち着かせて、 ゆっくり考えてみることにした。
キヨのこと…どこまで…
牛沢と大学が同じなこと。 俺よりは年下で牛沢とは同い年なこと。
レトルトよりは年上で、
お酒が強くてよく笑って、
エッチが上手い…
🥷
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キヨとのことを思い出しては赤くなる俺を 見破る牛沢が突っ込む。
そう、そういうことじゃないよな…!
… ……
あれ?
そうだ…俺達はお互いにお互いのことを話さないから
俺もキヨのことは何も知らない…
それが居心地が良かったけど、 そう言われると知らないことに少し落ち込む。
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俺には話してないけど、 牛沢やレトルトまで知ってるなんて…
だいぶ落ち込んだ。
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見破られてるっ…。
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レトルトの方を向き少し困っている牛沢。
正直聞きたい…
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もう、隠し事はこりごりだ。
元彼のことがまだ傷が新しいのに余計に、
キヨに限ってないとわかってても
もしかしたらと悪いことを考えてしまうから 早く解決しておきたい。
もう…
戻れなくなるほど愛おしくなる前に。
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びっくりしすぎて思わず大声で叫ぶ。
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驚くなという方が無理な話だった。
〇〇財閥というのは、 かなり有名なお金持ちだ。
そこの……息子さん…!?
もうぽかんと開いた口が塞がらない。
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牛沢は俺を見て大笑いしている。
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跡取り…家の手伝い……
一体何億の手伝いをしているのだろうか…
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ますます意味が分からず首を傾げる。
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本当に…知らなかった…
そんなすごい人なのに俺は…
でもなんで言わなかったのか…
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首を縦に振る。
見極めたいのだろう。
肩書きじゃない繋がりを。
一生を添い遂げたいと思った相手が、 自分ではなく自分の権力やお金目当てだったら…
キヨは多分、 俺より苦労してたどり着いた答えなんだろう。
生まれた時から恵まれた環境だっただろうし、
その反面、 嫌な人間にも会ってきただろう。
だから…
もしかしたら人を見る目も 他の人より敏感なのかもしれない。
だから元彼の事を見抜けたのかな。
それにあの録音のキヨの言葉…
本当に心の底からの言葉なんだと思うと 少しだけ泣きそうになるのを堪えた。
だからキヨの隣があんなに居心地が良かったんだ。
肩書きなんて気にしなくていい、 なにも知らないからこそ落ち着く空間。
元彼は、お金を出してもらったことが一度もなかった。
友達と飲みに行くことが多くて、 遠距離関係なく元彼にはお金を振り込んでいた。
それはずっと、 一生を添い遂げると思っていたからで
違和感はあった。
お金の問題ではない。 だから気にしないようにしていた。
でも別れて、自分をちゃんと見てくれる人がいて、
初めて気づく…。
ますますキヨに会いたくなる。
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🥷
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俺の予想外の回答に驚いた様子の牛沢の事は 気にせず話を続けた。
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少し戸惑いながらも、 黙って俺の話を聞いてくれる2人。
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思わず下を向いてしまう。
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2人はそれぞれ俺の手を取って、 優しく微笑んでくれる。
2人がいて良かった…
心からそう思えた。
一週間後
あれから結局キヨには会えず、 一週間が経っていた。
会えてはないが連絡は取れている。
たまに電話もしている。
連絡が来る度にホッとする。
ただ、1つ困ったことがあって…
プルルッ
急に携帯がなり慌てて取る。
そこにはキヨの二文字。
🥷
🐱
🥷
🐱
そう…電話って耳元で声が聞こえるでしょ?(当たり前)
あの激しかった夜を思い出してしまう…///
耳元で甘く囁かれた声に少し似てて、 体が反応してしまう。
🐱
🥷
🐱
あの日以来で少し緊張はあるけど、 早く会いたい気持ちが勝る。
🐱
🥷
その後は他愛もない話をして、 2人で笑い合って、
寝るまで繋いでた。
それだけなのに幸せに感じた。
翌日
予定通り、キヨは朝イチから俺の家に来ていた。
久々のキヨに頬が緩んで直ってくれない。
🐱
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🐱
🥷
🐱
🥷
🐱
ぎゅーー
ソファに並んで座ったまま、 キヨは俺を強く抱き締める。
俺もキヨを強く抱き締め返す。
キヨの匂い…落ち着く…
🐱
そう言いながら抱きしめたまま頭を優しく撫でてくれる。
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ニヤニヤが止まらない。
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俺の肩にグリグリと頭を擦り付けて甘えてくる。
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🐱
体を離し、真っ直ぐな目を向けられる。
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自分でも分かるほど、顔が真っ赤になる。
こういうとこが本当に好き…だけど、 本当にずるい。
そんな真っ直ぐに見つめられたら… もう言ってしまいそうになる。
🐱
両手で俺の頬を包みこんでは、優しく微笑んでくれる。
ちゅっ
軽いキスを落とす。
それだけでもう溶けてしまう。
🥷
キヨの首に手を回して催促する。
もっとキヨでとろけたい。
🐱
少し荒い口調なキヨも堪らなくなる。
🥷
激しくて甘いとろけるキスに変わる。
キヨの舌が俺の舌に絡みつく。
まだ言えない想いを乗せて、 俺も必死に絡み食らいつく。
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漏れるキヨの声に気持ちは高揚していく。
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🐱
急に唇が離れる。
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もっと…溺れていたいのに…
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首をコテンと傾げる。
🐱
あ…怒られちゃった…
少しだけ落ち込んでしまう。
🐱
落ち込む俺の頭を優しく撫でてくれた。
そうだ…キヨは俺を大切にしてくれてるんだ。
キヨが卒業するまで待つって決めたのに…
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🐱
いつでも俺の事を考えくれるキヨの言葉が すごく心に染みる…
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🥷
急に耳元までキヨが近づく。
🐱
🥷
耳元で囁かれまた一気に顔が真っ赤になる。
🐱
そう言ってクシャクシャと頭を撫でられる。
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🐱
🥷
たくさん笑い合って、
キヨが持ってきたゲームを一緒にして、
たまにイチャイチャしたり
映画見たりして幸せな時間を過ごした。
キヨは泊まることはなく夜には帰る。
泊まると流石に理性持たないらしい…///
キヨが帰った時は寂しさに押しつぶされそうになり、
結局電話をしたまま寝てしまった。
早く…無事にキヨが卒業できますように。
そう強く願って過ごしていた。
数日後
より一層キヨとの仲も深まって、
よく俺の家に来て遊んだり キヨが忙しい時は電話したり
本当に充実した毎日だった。
でもそれももう終わる。
俺はキヨと初めて会ったベンチに座っていた。
🥷
心地良い風が髪を撫でる。
今日はキヨの卒業式。
長くも短くも感じた。
俺はキヨの連絡を待つため、 想いを伝えるためにここにいる。
今、どんな景色を見てるかな。
俺の事で頭いっぱいだったりしてっ笑
いつでも気づくようにと両手で持っていた携帯がなると、 すかさず画面を開く。
キヨだ。
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自分で考えたヒントに恥ずかしくなる。
本当に分かったのかな…
少し辺りを見渡す。
キヨの姿らしき人はいない。
まぁ大学から少し離れてるし…すぐには来ないかな。
手元の携帯に目が行く。
ソワソワとして落ち着かない。
早く会いたい…
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🐱
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下を向いて気づかず驚き、 更に小声で言った言葉も聞こえたのか 笑ってることにも驚く。
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🐱
ニヤニヤと意地悪そうに言うキヨ。
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会えたことが嬉しい。
会えるだけで嬉しいのはキヨにだけだな。
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俺の隣に座るキヨ。
またサラッと風が2人の髪を撫でていく。
🐱
少しの間の沈黙をキヨが破る。
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🐱
🥷
🐱
🥷
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弱々しく見つめてくる。
ぎゅっ
手と手が触れ、そのままで繋がれる。
それに応えようとこちらも強く握り返す。
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不安が湧き上がる。
俺はキヨがなんだろうと…
🐱
🥷
🐱
🥷
キヨの言葉を遮る。
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🥷
🐱
🥷
🐱
また沈黙が流れる。
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体ごとキヨの方へ向く。
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キヨもこちらへ体ごと向いた。
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驚いた顔している。
俺から言ったことないもんな…
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🐱
🥷
自分で言ってどんどん恥ずかしくなってきて、 頬が熱くなっていくのが分かる。
でも逃げない。
キヨの目を真っ直ぐに見つめる。
🐱
ぎゅっ!
🥷
嬉しそうに声を上げて、 勢いよく俺に抱き着くキヨ。
最初は驚いてよろけたけど、 急いで強く抱きしめ返す。
🐱
🥷
耳元で心地良い声色で囁かれる。
いつだってここに帰ってきたい。
🐱
🥷
俺とキヨはやっと恋人になれた。
キヨはずっと、ありのままの俺を受け止めてくれた。
そのお返しにどんな事があっても、 ありのままのキヨを…愛しい人を受け止めよう。
真っ直ぐに、ありのままの愛を、あなたへ…
数日後
🐱
🥷
2人ともの休みが重なり、 今日は家でのんびり過ごしている。
え?キヨは今どこに住んでるかって?
それはもちろん…
🐱
🥷
🐱
わざとうるうるさせてこちらを見る。
🥷
ワシャワシャとキヨの頭を撫でる。
🐱
キヨも俺の頭を少し乱暴に撫でる。
幸せな2人での同棲生活。
もう誰にも邪魔されないし、 お互いがお互いに理解し合える関係にいる。
ありのままに愛してくれてありがとうキヨ。
これからもよろしく。
end.
るぅり
るぅり
るぅり
るぅり
るぅり
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るぅり
るぅり
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るぅり