4話-卵焼き-
ソラ
みゃぅ…、
優月
…ん、…
ソラ
みゃ、…
優月
ん、…っぅ
目を開けるとソラちゃんに 突っつかれてた
優月
…ぁれ、…おに、さん…?
お兄さんがいなかった
ソラ
みゃぅ…
するとソラちゃんがベッドをおりて どこかに行った
優月
ぁ、そ、ら…ちゃん…っ
僕は慌ててソラちゃんを追いかけた
ソラちゃんを追いかけると いつもの大きな部屋に来た
優月
…?…いい、にぉい…
ソラ
みゃ、
駿
…ありがと、ソラ
優月
っあ、…おにぃ…さん……?
駿
…ぉはよ、ぐっすり寝てたぞ
優月
っあ、…ぇ……
お兄さんは何かを飲んで タバコを吸ってた。
お兄さんの前髪がなくて、びっくりした
駿
……こっち来いよ、
優月
…っあ、……ぅん、っ、
お兄さんのとこに行くと、 お兄さんが僕の前にしゃがんだ
駿
…口開けろ、
優月
…?…あ、…
するとお兄さんは僕の口に 何かを入れた
優月
ん、っ……
優月
……?!…ぉ、いしぃ…!♡
甘くてふわふわで…美味しい
駿
……お、笑えんのか…お前
笑えた?、僕が…笑えた…っ…
優月
…ぁにこえ、っ!♡
駿
飲み込んで喋れよ、…
僕は口に入れられたものをごくっと 飲み込んだ
優月
ん、…なにこれっ、!♡
駿
…卵焼き、
優月
ぉいし、ぃ…♡
駿
…そりゃよかった、
優月
…も、もういっこ、!♡
駿
…そこ座って待ってろ、
優月
ぅ、っ…う…
優月
ん、っ…う…
まだ口の中が卵焼きの味がする。
駿
ん、……
お兄さんは僕の前に卵焼きが乗ったお皿を置いて隣に座った
駿
…お前の、
優月
わぁっ…♡
優月
ぜ、ぜんぶ…いいの、っ?♡
駿
……ん、
優月
…やったっ!♡
ソラちゃんが僕のお皿の匂いを嗅ぐ
ソラ
みゃぅ…
優月
いいにおいだねぇ…♡
駿
……ソラはこっち、
するとお兄さんは猫の餌と人参が入ったお皿をソラちゃんの前に置いた
ソラ
みゃぅ…っ
ソラちゃんは人参を 美味しそうに食べてる
優月
ぃ、いただき、ます…っ!♡
駿
…どうぞ、
僕は小さい手で長いお箸をもって卵焼きをつかもうとする
優月
ん、…っ…う…
駿
……。
でも、なかなか上手につかめない。
駿
…こう、
優月
ん、ぁ…っ……
お兄さんは僕の手の上から お箸を支えてくれた
優月
ん、っ…
そしたら卵焼きを掴めた
優月
ぁ、っ!…でき、たっ…!♡
駿
ん、…上手、
優月
ぁ、むっ…♡
僕は卵焼きを口に入れた
優月
んん、っ♡ぉいし、ぃ…♡
駿
……箸、持ててるぞ
僕の手からいつの間にかお兄さんの手が離れてた
優月
…ぁ、れ…?
でも、上手に動かせる。
もう一度卵焼きを取ろうとすると、 上手に掴めた
駿
上手、
優月
…やった、♡
優月
…っあ、…
駿
…ん?
優月
ぉ、にいさん…の、…
駿
……俺?
優月
…お兄さん、たべて…ないよね…?
駿
……食べた
駿
…気にすんな、全部食え
優月
……ぅんっ…!♡
僕は卵焼きを次々口に入れた
駿
……ゆっくり食えよ、
優月
ん"っ…げほ、っ…
駿
…ふ、っ…
駿
別に急いでねぇからゆっくり食え、
……お兄さん…笑った、
優月
……かわ、ぃぃ……
駿
…は?