いじめっ子
おい…お前今日も、掃除しとけよな!
いじめっ子
返事は?
赤
ッ…い…やだ
いじめっ子
はッ?おい、今なんつった!
赤
いやだ!
いじめっ子
ざけてんじゃねーよ)殴×5
赤
うッ…
⁇?
ねぇ…君…何してんの
いじめっ子
あ!誰だてめー
⁇?
私のこと知らないんだね…そっか
⁇?
なら…都合がいい
いじめっ子
あっ…お…おまえ…ま…まさか…!
⁇?
やっと…わかったのー?
いじめっ子
ひッ…あッ…ゆ…許して。くれ…
⁇?
むーり
⁇?
だって…私…いじめっ子大っ嫌いだから
いじめっ子
わ…ぎゃああああああ
いじめっ子
す…すみませんでしたぁーーー)去る
⁇?
大丈夫?赤君!
赤
はい…ありがとうございます…
赤
桃先輩
桃
いいよ…このぐらい…あ!そうだ…今日一緒に帰ろー
赤
え!
桃
私…もっと赤君と喋ってみたいもん!
赤
いいですよ
桃
ふふッ やったー
赤
ッ…い…行きましょうか
この日を境に、俺に対するいじめは無くなった
そうして…俺はいつしか…桃先輩と一緒に行動することが多くなった
赤
桃先輩…口についてますよ!
桃
え!どこ、どこ
赤
ここですw
赤
ペロッ
桃
ちょっ…赤君ッ\\\
赤
照れてるんですか…可愛い
桃
もう…からかわないでください…
赤
からかって無いですよ…本心です
桃
ッッ
桃
それって…どういうこと
チュッ
赤
こういうことです!
桃
ッ…へ!
赤
俺は…助けてくれたあの時から…桃先輩のことが
赤
好きです!
この告白は…振られる前提で告った
桃
ッポロポロ
赤
え!なんで泣いて…
桃
嬉しいんです!
赤
てことは…
桃
はい!私も…助けた後に赤君と話したりしているうちに
桃
赤君の…笑顔に惹かれました’\\\
赤
ッ…桃先輩
桃
はい!
赤
俺と付き合ってください…
桃
はい!
赤
本当に!?
桃
はい…本当ですよ!
赤
やばッ…嬉しい!
桃
私もです!
桃
赤君!
赤
はい
桃
チュッ
赤
ッ…
桃
さっきの仕返しです!
赤
可愛すぎます…桃先輩
桃
もうッ!
赤
ww
こんな感じで、付き合うことになり…幸せな日々を過ごしていた
そう…
あの、事故が起こるまでは
桃
え…あ、あの事故って?
赤
ッ…思い出すだけでも、辛いです
桃
赤君…少しずつでいいから…教えてください
赤
…じゃあ…話します
赤
あのひ…俺らは、いつものように2人で帰っていたんです
桃
あ…もうここで大丈夫です!
赤
でも!
桃
もう!私は、子供じゃないんですよ!
赤
ww…知ってます
赤
じゃあ…気をつけて帰ってください
赤
なんかあったら…俺に絶対連絡して!
桃
はーいw
この時…俺が、最後まで送っていれば
最後まで…離さなければ…
あんなことには、ならなかったのに
これが…高校時代の俺の彼女としての…桃先輩との最後の会話だった
赤
桃先輩…大丈夫かな
プルルルル
赤
桃先輩かな?
赤
はい…もしもし
桃 母
あ…赤君!?
赤
桃先輩のお母さん!?
赤
どうしたんですか?
桃 母
お…おちついて聞いてね
赤
?はい
桃 母
も…ももが
桃 母
トラックに轢かれて…意識不明状態なの
赤
……えッ
赤
今から…向かいます
ガラガラガラ
桃 母
ッ…赤君!…桃は目を覚ましたのだけど…
桃 母
一部の記憶喪失になったみたいなの
赤
ど…どういうこと…ですか?
医者
お母さん…少しお話が
桃 母
あ。はい…じゃあ…桃のそばにいてあげて
赤
はい…
赤
ー俺のこと忘れてるかな…
赤
桃…先輩?
桃
?…初めまして?ですよね?
赤
ッ…覚えてないですか?
桃
えッ?ッい
桃
ーみたことあるようで…ない…私の大切な人だったはずなのに
赤
ッ…すみません…帰ります
桃
ま…待って…なぜか、私…今、
あなたのこととても大事な人のように思えたの
あなたのこととても大事な人のように思えたの
赤
ッ…桃先輩
赤
早く…戻ってきてくださいね
桃
ッ…
赤
それじゃ
これが、最後の会話となった
その後…桃先輩は、親の仕事事情で引っ越して行った
そのあとは…普通の生活を送って行ってました
でも…
就職が決まって…会社に行くと
桃
桃です!
そう…先輩がいたんだ…でも…初めて会った人のように
挨拶をしてきた…
心臓が痛みながらも…
心で決めたんです
また…絶対に…思い出させて見せるって