ゆうき さん?
ゆうき さん?
ゆうき さん?
ゆうき さん?
ゆうき さん?
ゆうき さん?
ゆうき さん?
大丈夫あと少しで出血できる
こいつもカッとして焦ってるし
ゆうき さん?
ゆうき さん?
ゆうき さん?
ゆうき さん?
ゆうき さん?
ゆうき さん?
ゆうき さん?
ゆうき さん?
ゆうき さん?
やべ言い過ぎたか?
もう一回刺されたらさすがに死ぬぞ
大丈夫でもいつも通りのやつで乗り切れば
ゆうき さん?
ゆうき さん?
ゆうき さん?
ゆうき さん?
あれなんだこれ
上手くできない
おかしい
なんだこれ
何何急にこいつ
うるさい
黙れ
黙れ黙れ
ゆうき さん?
ゆうき さん?
ゆうき さん?
ゆうき さん?
ゆうき さん?
ゆうき さん?
あれー、?俺何言ってんだろ
壁?何それ、
あれ、俺
あの2人が、
俺は何をしたかったんだっけ
ゆうき さん?
ゆうき さん?
ゆうき さん?
ゆうき さん?
ゆうき さん?
(ブシャッッ
ゆうき さん?
たっつん
じゃぱぱ、どこに、おるんや、?
安全な場所に、じゃぱぱ、
たっつん
安全な場所行ってもらんと
じゃぱぱ死んでまうかもしれん
じゃぱぱ、じゃぱぱ
じゃぱぱ
たっつん
じゃ、ぱ
安全な、場所に
じゃぱぱ
(ヒュンッッ
(ザシュッ
たっつん
じゃぱぱ
(グンッッ
たっつん
あれこれ
あの時と
一緒?
俺が生まれたのは比較的田舎の
少し栄えた村やった
両親はごく普通で
でも
父は昔
事故で俺が物心つく前になくなったらしい
一度だけでも写真じゃなくて
実際に会ってみたかったなー
母さんと俺は全く似てなくて
父さんとは性格も容姿も俺そっくりらしい
ほんまに尚更気になるわ
遊ぶ場所も
別に制限なんかされてへんくて
『怪我せず、生きて帰ってくるならええ』そういつも言われとった
たっつん
(ゴンッッ
たっつん
たっつん
たっつん
たっつん
たっつん
たっつん
たっつん
たっつん
たっつん
たっつん
たっつん
たっつん
たっつん
たっつん
生贄って何やねん
この村、そんなことあったんか
生贄の人、可哀想や
俺は
絶対なりたない
たっつん
たっつん
たっつん
たっつん
(ゴシュゴシュッッ
たっつん
ツーッ
たっつん
たっつん
たっつん
ピキッ
たっつん
ズルッッ
たっつん
ゴンッ″
たっつん
たっつん
ピキッ
たっつん
たっつん
ポツンッッ
たっつん
母さんに言っとかんとあかんな
たっつん
たっつん
たっつん
たっつん
たっつん
たっつん
たっつん
たっつん
たっつん
たっつん
たっつん
たっつん
たっつん
祟りを起こす神様がこの村にはおるらしい。
ほんまやったんやな。
気ぃつけんとあかんなぁ。
それから数年後
俺は高校1年生になった。
それからは特に何か事件も起こらず、平和やった。
たっつん
(ダダダダダダダッ
(バンッッ!!
たっつん
たっつん
たっつん
たっつん
あぁー、もー、なんや急に!
馬鹿でかい声で呼んでアホみたいに廊下全力で走ってきよって、
絶対引かれたやんッ″!?
たっつん
たっつん
たっつん
たっつん
たっつん
たっつん
生贄……
誰が選ばれるかわからんのか、
もしかしたら、こいつ、
そして俺が、
選ばれて
神様の捧げ物になるってことか
生贄の人を可哀想って、昔言ってた俺が
まさか選ばれる立場になるとは、思わんかったな。
たっつん
たっつん
生贄かぁ、
そういえば、この村の祟りについての話、俺なんも知らんな。
母さんに聞いてみんと。
もしかしたら選ばれん方法があるかもしれんし。
(ガチャッ
たっつん
……………
たっつん
たっつん
……………
たっつん
母さんがおらんなんて珍しい、
用事でもあったんかな?
まあええわ。自分の部屋行こ。
たっつん
なんや、?
本棚置いてあったとこやんな?
ずれとる?
たっつん
(ズズッ、ズッ
たっつん
本棚をどかすとその裏には
たっつん
地下に続く扉があった。
こんなとこ、絶対入ったらダメよな、
たっつん
(カツンッ、カツンッ、
たっつん
なんやここ、ほこり臭い、
地下があるなんて知らんぞ、
地下に降りると、そこには
折本が沢山並んであった。
俺はその中でも特に分厚い折本を取った。
その本の内容は生贄にまつわるものだった。
神様に捧げる前の儀式、
生贄の服装、髪型
そして、
『今まで捧げられてきた生贄の人たちの名前が最後に記載してあった。』
俺は、そのページを見た時
ドサッッ、
たっつん
驚きのあまり本を落とした。
なんでって、それは、
『事故で死んだはずの父の名前が書かれていたから。』
たっつん
たっつん
あれ、?でも、今まで事故がこの村で起こったって話は誰か言っとったか?
俺の父さんの話を、皆んなしとったか?
俺は、恐る恐る折本をもう一度手に取って次のページ、また次のページへと折本をめくった。
そこに記載されている名前の人は、
俺と同じ苗字の人しかいなかった。
たっつん
たっつん
たっつん
たっつん
たっつん
(タッタッタッタッ!
なんでや、なんで、なんでやッッ″!
だって今まで誰も、
隣に住んでるおっちゃんも、おばちゃんも誰も俺の父さんが、生贄だなんて誰も、
誰も言っとらんかったのにッッ″!
じゃあ、今まで、おっちゃんもおばちゃんも、友達も、皆んな、
俺が捧げられるってこと知っとってだまってたんか?
たっつん
どれくらい走った、?
あたりはもう真っ暗。
太陽が隠れ、月が輝き出している。
〜〜〜〜〜〜
〜〜〜〜〜〜
〜〜〜〜〜ッ″!
〜〜〜〜〜、ッ″!
なんや、話し声、?
(ザッ、ザッ、
俺は物陰に隠れて、声のする方へと向かった。
たっつん
ああ、やっぱりそうやったんや。
今までずっとみんなが優しかったのは、
俺を、
捧げ物にするためやったんや。
俺は、お母さんがあんなに怒鳴っているところを見たことがなかった。
そんな母さんを見たからだろうか
沸々と
腹の底から
深くから
怒りが湧いてきた。
ドッゴンッッッ
たっつん
たっつん
たっつん
たっつん
たっつん
たっつん
たっつん
たっつん
たっつん
ああ、そうか
生贄って
『いらなくなったやつの、用済みの奴のゴミ箱なんや。』
俺らの家庭は
使い捨てやったんやな。
そこからは、よく覚えとらん。
ただ、目が覚めると
辺りは
更地のようになっていた。
家は崩れ、その中にあった家具は飛び出て、
ガラスの破片が床に落ちている。
耳に入る音は風で靡く林の音と川の音。
話し声なんて聞こえへん。
足音なんて聞こえへん。
そん時に気づいた。
俺は
″1人で一つの村を滅ぼしたんや″
祐逸の家族であった母さんも
殺してしまった。
暴走したこの力で。
いっそ、ここで俺も死んでしまおうと思った。
ガラスを手に取り喉仏に刺そうと思った、
その時
(ザッ、ザッ
後ろから足音が聞こえた。
『ザッ、ザッ』と響く足音。
まだこの村の人が生き残っていたのだろうか。
それならきっと、
俺は殺される。
急にピタッと足音が止み、
後ろに気配を感じ、後ろを向いた。
するとそこには、
笑顔の男がいた。
その男は今はしゃがんでいて分からないが、
背丈はきっと俺の何倍もでかいだろう。
俺は、そんな男の顔を見てこう言った。
たっつん
きっと、いつものような声は出ていなかったと思う。
ガサガサやったと思う。
そして、その男は口を開いた。
『殺さない』そういった。
俺はびっくりした。
じゃあこの男はここに、こんな田舎の村に何をしにきたんだろうか。
たっつん
たっつん
俺は怖くなった。
なんでここに住んでもいない、大して有名ではないこの村のことを知っているのかと。
たっつん
たっつん
たっつん
そう言い、立ったその男の背丈は俺が思っていたより大きかった。
たっつん
(ザッ、ザッ
地震が起きたかのように整備されていない道を、知らない大男2人と歩く。
たっつん
たっつん
ある程度の会話をし、自分の家に着いた。
俺の住んでいた家は、すごく綺麗ってわけではなく、少し傷ついたりしている。
(ガチャッ
もちろん家に母さんはいない。
いるのは俺と、この男だけ。
(トッ、トッ、
たっつん
たっつん
(コツンッ、コツンッ
暗い地下は、昨日と同じで埃臭い。
ただ、他のところとは違い、 地下の風景だけは何も変わっていなかった。
たっつん
たっつん
すると男は、こんなにもたくさんある折本の中から2冊だけを取った。
たっつん
たっつん
そうやな、確かに俺ここから先どうやって生きるんやろ。
考えたこと、無かったわ。
たっつん
たっつん
じゃぱぱ
そう言うと、その男は俺に微笑んだ。
たっつん
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
たっつん
じゃぱぱ
たっつん
じゃぱぱ
じゃぱぱ
たっつん
ビリリリッ
たっつん
じゃぱぱ
(グルッグルッ
たっつん
じゃぱぱ
たっつん
じゃぱぱ
じゃぱぱ
たっつん
じゃぱぱ
じゃぱぱ
たっつん
じゃぱぱ
じゃぱぱ
たっつん
じゃぱぱと出会ったのは、たまたまやったな、そういえば。
今、じゃぱぱに殺されるなら、
俺にとってはじゃあ、
本望________
ゆあん
ゆあん
たっつん
(サッ
ゆあん
何で、俺、避け、
じゃぱぱ
たっつん
(バッッ
たっつん
ああ、殴られる。
俺、じゃぱぱになんかしてしまったんやろうか、
俺は、何もしてないつもりなんやけどな、
なんかこれ、嫌やな、苦しいな
そういえば、じゃぱぱと約束したな。
怪我したら報告やっけ?
たっつん
たっつん
たっつん
(グッ″
(ググ、ググ、グググッ″
(ドンッッ″
ドサッ″
しあ.
案外、楽に抜けられた、
しあ.
しあ.
ここで死んだら、怒られそうっすし、
しあ.
しあ.
しあ.
しあ.
しあ.
しあ.
しあ.
しあ.
しあ.
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コメント
12件
うわぁー遅れたァ😭こんな私を埋めてください(() まじで好きすぎて泣く(() いまからの練習試合頑張れそうすぎて無理(()
前と同じこと言ってる気がするんですけど、なんか、1つの物語みてた気がします...
ガチ考察します!!︎👍🏻💞❤️🔥気楽に見てってください!!👊 しあさん固定してくれると嬉しいです!!😭✨