好き

場所が一緒だったため及川と向かう 場所について、部屋を探す

事前に聞いていた部屋を開けると、5組と6組のメンバーがゴチャゴチャいた

なかなか入らない俺を見て、及川も部屋を覗き苦笑いをした

俺らに気がついた奴らが話しかけてきた

及川に返事をして、会費を委員長に渡す 部屋を見渡すも□□の姿がなかった

スマホが震えたので確認すると及川からの連絡だった

なんて、考えとりあえずのども渇いたので、ドリンクバーへ向かった

ドリンクバーの前に男子数人が空のグラスを持って立っていた

いきなりなんだコイツ 早く飲み物入れろよとイラッとした

周りから見たらそう見えるのか 少し嬉しい気持ちになってしまった が、事実は違う

やっと自分の番になる

シッシッと部屋へ戻るように手をやる 後輩の話してきた奴は、また後でと言いながらほかの奴らと部屋へ向かう

いきなり声がして振り返ると□□が立っていた

後輩がどーのこーのってとこからか？と考えながら溜め息が出た

俺が歩き始めると□□は後をついてきた

何が悲しくてすきな女に知らない奴を勧められてるんだ

好きな奴がいるのに、浮く話なんてあるわねぇーだろ

頼むからこの話、もうやめてくれ

そう思うも、□□はまだ話を続けてきた

□□の言葉を途中で遮った

自分が思っている以上に苛ついていた

振り返ると、□□の肩がビクッと揺れた

□□の表情を見てやらかしたと自覚した

つづく 2022/12/03