前回のあらすじ 遂にらっだぁに告白したぺいんと。 しかし、返事を聞かず逃げてしまった。 やはり、返事はまた今度でいいなんて言わずあの場で聞けばよかっただろうかとぺいんとは頭を悩ませていた。
ぺいんと
らっだぁに告白した。
しにがみ
マジですか!?
クロノア
おー、遂にか
ぺいんと
うん。
だけど、あの…
だけど、あの…
トラゾー
返事も聞かずに逃げてしまった、とかか?
ぺいんと
え!?
なんで分かるんだよ!
なんで分かるんだよ!
トラゾー
お前のことはよく見てるからな。
しにがみ
何やってるんですか、ぺいんとさん。
クロノア
そうだよ。
早くしないと取られちゃうかも。
早くしないと取られちゃうかも。
ぺいんと
取られる…か。
もし、らっだぁに好きな人ができたら俺は用済みかな…
もし、らっだぁに好きな人ができたら俺は用済みかな…
ぺいんとは、先程のクロノアさんの言葉が引っかかっていた。 もしかしたら、らっだぁを他の人に奪われるかもしれないと思ったら心が痛む。
ぺいんと
変なの…胸が、ズキズキする…
意外にも早くその時は訪れた。
ショッピングセンターで、らっだぁが綺麗な女性と歩いているのを見かけてしまった。 ぺいんとの胸は更にズキズキと痛み始めた。
ぺいんと
……(もう俺は用済み…?)
ぺいんとは、逃げるようにその場から去った。
第9話へ続く。







