千颯
嘘だろ……
俺は訳の分からない話に呆然としていた。
桃瀬
嘘じゃないしなんなら僕身長平均だよ
千颯
190越えは外人だろっ!
桃瀬
何言ってるの?外国の人はもっとでかいでしょ?
千颯
うるせーっ!俺はちびじゃねぇ!
話が噛み合わなさすぎる……。どういうことだよ。
千颯
……つか、ここどこ
桃瀬
僕ん家
千颯
違うよ、場所と時間だよ
何となく聞いてみることにした。
最近街では人が失踪して帰ってこなくなることが増えているらしい。
ニュースのおじさん曰く、異世界転移したのだとか。
そんなありえない話におじさんは炎上した。
そんな事ないと信じたいけど今の状態からして有り得なくはない気がしてきた。
桃瀬はとうとう壊れたかと言いたげに首を横に振って、ため息をついた。
桃瀬
3150年、4月4日だけど?
千颯
………真面目に答えてくれ
桃瀬
殴るよ?
千颯
俺の居た場所と違うのか?
桃瀬
……どういうこと?
千颯
俺がさっきまで居たのは2022年
桃瀬
あ、その年本能寺並に有名。
千颯
コロナか?
桃瀬
うん、コロナウイルスの中でオリンピック開催したって
千颯
へぇー、俺オリンピック見てねぇんだよな
桃瀬
そうなの?見ればいいのに
千颯
興味ねぇもん
桃瀬
ここではもうオリンピックなんてないよ
千颯
俺は興味ねぇからあってもなくてもどっちでもいい
ん?母さん?……異世界に行ったら元々いなかった設定じゃないのか?
今未来
返したら何故か怒られた。
はぁ、とため息を着くとクスクスと笑う気配がした。
桃瀬
それ、スマホだよね?初めて見た!
千颯
ここにはねぇのか?
桃瀬
うん、僕達は腕時計のここを押せば画面が飛び出してくるんだよ
千颯
すげぇ!未来っぽいな!
キラキラ目を輝かせると、またクスクスと笑った。






