朝目覚めると 空はキラキラしていて 昨日の不気味なあの夜とは 思えない程だった
ないこくん
初兎くん
そんなことをしていると 後ろからドタバタと 足音が聞こえてくる
いむくん
ないこくん
いむくん
この異様な慌てよう もしかして…
初兎くん
…ってとこか?
いむくん
…い、いいからとにかく来てッ!
そう言われ 俺達は森の方へ連れていかれた
いふくん
腹部を大きな爪で 引っかかれたような跡がある
りうらくん
人狼…っぽいよね
ないこくん
初兎くん
俺の後ろに隠れとき…
ないこくん
いむくん
ただの村人だった。
…だから、返り討ちにあった人狼とかじゃない…本当に…人狼に殺害された…
初兎くん
いむくん
ないこくん
いむくん
あにき
初兎くん
この青髪が死んでるってことは人狼は決まったようなものやない?
初兎くん
あにき
辺りが静寂で包まれる
そして皆 この黒髪の男の人を 疑った目で見ていた
りうらくん
いむくん
ないこくん
あにき
俺はいふまろを殺しとらんッ…
いむくん
この人の名前かな?
あにき
りうらくん
あにき
あにき
まほの横で本当に寝てただけで…
起きたら…まろはッ…
あにき
ないこくん
必死に弁明する 黒髪の男を誰も信じようとしない
りうらくん
初兎くん
りうらくん
あにき
りうらくん
吊るまでは…って思ってる人だっているでしょ?
初兎くん
ちなみに俺は吊りたいで?
それぞれみんなアリバイがあるなら…やけどな
ないこくん
初兎さんとはずっと一緒にいたから…俺達には出来ないから…
いむくん
りうらくん
…ほとけっちと一緒にいたよ
あにき
あにき
りうらくん
いむくん
そうだね…
初兎くん
ないこくん
あにき
なにもしてないんやッ…!
あにき
俺の方を見て 命乞いをしてくる
ないこくん
初兎くん
ないこくん
いむくん
なるべく楽にすぐ亡くなって欲しいから…この銃で頭を…
あにき
りうらくん
初兎くん
ないこくん
誰も名乗り出なかった
出るはずがなかった
こんなに怯えてる人間に 銃を突きつけるなんて…俺達は…
初兎くん
いむくん
そういい水色頭は 引き金に手を起き 黒髪の顬(コメカミ)部分に 銃を突きつけていた
あにき
いむくん
引き金を カチッと鳴らし
パァンッと破裂音が 大きく辺りを響かせた
あにき
いむくん
ないこくん
初兎くん
頭から大量に血が出ていて 目はそのまま開いたまま… そして、目からは涙の跡があった
りうらくん
この場所に死体が2つ
異様な空気に 異質な臭い
ないこくん
気持ちが悪い
りうらくん
…じゃないよね…
ないこくん
赤髪の人は 俺に綺麗な水を渡してくれた
りうらくん
…ここだと落ち着けるものも落ち着けなくなるから…ね、
ないこくん
俺は初兎さんを呼ぼうとしたが 初兎さんは水色頭の人と話をしていた
真剣そうな顔で 俺には到底入れない難しい話なんだと思う…
邪魔したらダメだ…
ないこくん
りうらくん
初兎さん…だっけ?
あの人と話してるほとけっちは悪い人じゃないから心配しなくて大丈夫だよ?
ないこくん
りうらくん
りうらと向こうに一緒に居よ?
りうらくん
怪しい人なんかじゃないし…ね?
ないこくん
俺は無言で頷き 赤髪の人について行った
続く!