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承花

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承花

1 - 疲れているのか…?

♥

30

2025年04月16日

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旅先のホテルで少し二人きりになる時間ができた。

それまで承太郎の隣を歩いている時、少し距離が近いと思ってしまっていた。

いや、ただの勘違いなんだろう。だが、少し気になるのだ。

頭の中の悩みが取れず顔を少ししかめて窓の外を見ていた。

花京院

花京院

…ッ!?じ!承太郎!?何を…

承太郎

……

突然抱きしめられて驚いたが、まぁそうなるのも仕方がない。ほとんど驚かしてきたように見えたからな。

花京院

すまない、つい大声が

承太郎

構わない

花京院

………疲れているのか?

承太郎

……

返事がないが、それほど疲れているのだろう。

花京院

こんな僕でもいいなら、相手してやっても構わないよ

承太郎

…すまねぇ

花京院

いいや、僕も癒しが欲しかったんだ

承太郎

……

花京院

……暖かいね、君

承太郎

他の奴らより体温が高いらしい

花京院

そう…!なんだか布団みたいだね

承太郎

?どういうことだ…?

花京院

眠たくなるってことですよ

そう言った瞬間にあくびが出てしまった

花京院

あぁ……ふふっ、すみません

承太郎

眠たいんだな?

花京院

え?あぁ、うん…なんだかこうしてるうちに眠たくなってきたんだ…

承太郎

…少し昼寝でもするかな…

花京院

あぁ、僕もそうしようか…

ベッドへ移動する。 今日は少し肌寒かったので、体を寄せてお互いで暖を取る

花京院

やはり承太郎は暖かいな…平熱何度なんだ?

承太郎

37.2、ぐらいだ。たしか

花京院

高…

承太郎

お前は?

花京院

3…6.2…かな

承太郎

低いな

花京院

僕の方が少し低いみたい、みんなより

承太郎

みんな違うもんだ、ただ昔の奴がこっからここまでは平熱と勝手に決めたからな

花京院

そうだよね…うん、ありがとう。承太郎

承太郎

俺は思ったことを口にしただけだが…考え方がいい方向に変わったならそれでいいがな

花京院

まぁ…良い方向っちゃ良い方向…かな?

承太郎

ふっ、そうか

花京院

うん……

花京院

……

花京院

おやすみ……承太郎…

承太郎

おう

花京院

……すぅ……すぅ……

この時そっと口付けされた気がするって思ったのは、起きて聞いてみたら、本当だったみたい。

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