凛花
はぁ…
菜摘
凛花〜?どうしたの、ため息なんて凛花らしくないよ?
凛花
あのね菜摘
凛花
涼のことで悩んでたの
凛花
このままでも辛いし、諦めた方がいいんじゃないかなって思って…
菜摘
はぁ!?
菜摘
なんで!?
菜摘
凛花、うちは凛花と小学校からの付き合いだから知ってる
菜摘
あんたがずっとずっと涼を大好きだってこと!
菜摘
今までの時間を全部無駄にするの?涼への気持ち、そんなもんだったの?
凛花
…ち、違う
凛花
私は誰よりも涼の事が好きっていう自信があるよ、菜摘!
菜摘
うん、キツい言い方してごめん、
菜摘
頑張れ!凛花!
凛花
うん、ありがとう菜摘!
菜摘に励まされて、応援されて
あたしはまた頑張るって決めた
なのに、それなのに
すぐに『そんなの』を見てしまうなんて、あの時のあたしは知らなかったんだ
凛花
ふぅ、やっと昼休み〜!菜摘一緒に食べよ!
菜摘
ごめん、委員会の仕事できちゃって遅くなるかも…
菜摘
終わったらLINEするね!
凛花
うん!
凛花
(菜摘が来るまで屋上で食べよっと)
キィ…
凛花
(誰もいないかな?)
凛花
(あれ…あの人って)
凛花
(涼と…葵ちゃん?)
凛花
(とりあえず、屋上には入らないで覗いてみよう…)
涼
葵ちゃん、俺さ!
涼
葵ちゃんのことが、小学生の時から
涼
大好きだったんだ!!!
凛花
(え…うそ…?)







