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???

おい、よく聞けカミーティ……

???

お前の母親は…

マオ・カミーティ

なに、これ…

マオ・カミーティ

寒い…くるしい、たすけて…

???

よく聞くんだ…

???

私の声を…

マオ・カミーティ

いやだ…

マオ・カミーティ

あなたはだれ……

マオ・カミーティ

声を聞く度に、からだがふるえてうごかないの……

???

あぁそれでいいんだよ……

???

おい!!

???

「覚えておけ、お前の母親は…」

???

マオ!!

マオ・カミーティ

いやだ、こわいよ…

マオ・カミーティ

どうすれば……

マオ・カミーティ

はっ…!

レイブンクロー生

マオ…?

レイブンクロー生

どうしたの、まだ点灯時間じゃないよ…

マオ・カミーティ

いや、なんでもないわ…

レイブンクロー生

マオ、うなされてる事が多いわよ。

レイブンクロー生

ストレス溜めないようにね。

マオ・カミーティ

ええ。

レイブンクロー生

私はもう少し寝るわ。おやすみ。

マオ・カミーティ

おやすみなさい。

マオ・カミーティ

はぁ、完全に目が覚めちゃったわね…

マオ・カミーティ

ちょっと外の空気を吸おうかしら。

マオ・カミーティ

はぁ、寒いわ…

マオ・カミーティ

ブランケットを持ってくるべきだったわね。

ロン・ウィーズリー

マオ!!

ハリー・ポッター

おはよう!

マオ・カミーティ

2人とも、おはよう。

ロン・ウィーズリー

ここでなにしてんのさ?

マオ・カミーティ

目が覚めたからちょっと散歩を…

ハリー・ポッター

そんな寒そうな格好で出歩いてたら風邪ひくよ。

マオ・カミーティ

ええ、たった今羽織るものを持ってこれば良かったって後悔してたとこ。

ロン・ウィーズリー

そうだ、ハリーにクリスマスプレゼントが来たんだ!

マオ・カミーティ

誰から?

ハリー・ポッター

手紙に、名前がなかったんだ。

マオ・カミーティ

誰から来たか分からないの?

ロン・ウィーズリー

そんなことよりも、届いた物の方が凄いんだよ!

マオ・カミーティ

何が届いたの?

ハリー・ポッター

透明マントだよ!

マオ・カミーティ

透明マント?

マオ・カミーティ

魔法の世界にはそんな物もあるのね…

ロン・ウィーズリー

いや、魔法の世界で透明マントなんて、そうそうないよ!

マオ・カミーティ

手紙にはなんて書いてあったの?

ハリー・ポッター

ただ、これを返す時が来たって…

マオ・カミーティ

それだけ?

ハリー・ポッター

ああ、あと僕のお父さんから預かってたって書いてあった。

ハリー・ポッター

上手く使え、とも書いてあったよ。

マオ・カミーティ

貴方のお父さんの友人関係にある人…

ロン・ウィーズリー

考えたって仕方ないさ!

ロン・ウィーズリー

透明マントは本当に凄いんだよ!

ハリー・ポッター

これで、閲覧禁止の棚に入れる。

マオ・カミーティ

確かにそうね。

マオ・カミーティ

使えそうだわ。

ロン・ウィーズリー

…僕は閲覧禁止の棚には行かないからな。

ハリー・ポッター

1人で行けるから。

マオ・カミーティ

一人で行くの!?

マオ・カミーティ

危ないわよ。

ハリー・ポッター

じゃあついてくる?

マオ・カミーティ

ええ、そうするわ。

ハリー・ポッター

ほら、危ないって言っ…

ハリー・ポッター

え?今なんて?

マオ・カミーティ

だから、ついてくって言ってるの。

ハリー・ポッター

どうしようロン、マオもワルになっちゃったよ…

ロン・ウィーズリー

僕にふるなよ!

マオ・カミーティ

ふん、気になることを調べて何が悪いのよ。

ロン・ウィーズリー

ねぇマオ今の、ふん、ってやつ

ハリー・ポッター

マルフォイみたいだったよ。

マオ・カミーティ

え?

ロン・ウィーズリー

マルフォイと喧嘩しすぎて移ったんじゃないか?

マオ・カミーティ

笑えないわよ、そんな冗談。

マオ・カミーティ

絶対にそんな癖移ってないんだから。

ハリー・ポッター

あはは笑笑それはどうだろうね。

マオ・カミーティ

ハリー、からかってるの?

ハリー・ポッター

…ごめん。

ハリー・ポッター

ロンも謝れよ。

ロン・ウィーズリー

なんで?

ハリー・ポッター

ロン・ウィーズリー

…ごめん。

マオ・カミーティ

はぁ…とりあえず今日の夜中にレイブンクロー寮の入口まで来て。

ハリー・ポッター

分かった。

マオ・カミーティ

あ、ちなみにだけどレイブンクローのドアについてるノッカーは

マオ・カミーティ

問題を出してくるの。

ロン・ウィーズリー

僕聞いたことあるよ。

ロン・ウィーズリー

この前ドアの前でレイブンクローの生徒たちが詰まってた!

マオ・カミーティ

絶対に無闇に触ったりしないでねハリー。

ハリー・ポッター

どうして?

マオ・カミーティ

もし触ってノッカーが喋ったらどうするつもり?

マオ・カミーティ

すぐレイブンクロー寮の監督生が起き上がって来るわよ。

ハリー・ポッター

ああ、そうだね。

マオ・カミーティ

ドアの前についたら、ルーモスで合図を送って。

マオ・カミーティ

今日は私眠らないで窓の外を見張ってるから。

ハリー・ポッター

分かった、寝ないでね。

マオ・カミーティ

ええ、もちろん。

ロン・ウィーズリー

ほんと、気をつけてよね2人とも…

ロン・ウィーズリー

2人が先生にバレて怒られても、僕は関係ないんだから。

マオ・カミーティ

あら、そんな事を言うならもっと先生に名前を突き出してやりたくなるわね。

ハリー・ポッター

あははっ笑笑

ロン・ウィーズリー

絶対やめろよ!

マオ・カミーティ

冗談よロン!

ボスンッ

マオ・カミーティ

きゃあ!

マオ・カミーティ

ちょっと、雪玉を投げるなんてズルいわ!

ロン・ウィーズリー

意地悪言った仕返しだ!

ロン・ウィーズリー

べーー!!

マオ・カミーティ

こっちだって…!

ボスッ

ボスンッ

ハリー・ポッター

雪だるま作っておこ…

マオ・カミーティ

ハリー、こっちおいでよ!

ロン・ウィーズリー

一緒に遊ぼうぜ!

ボスッ

ハリー・ポッター

うわぁ!

マオ・カミーティ

ちょっとロン、呼ぶ時に雪玉投げちゃダメよ!

ロン・ウィーズリー

えっ、ごめん…

ハリー・ポッター

冷たいよ!服の中入った…

マオ・カミーティ

ぷっ笑

マオ・カミーティ

あははっ!笑笑

ロン・ウィーズリー

ははっ笑笑

ハリー・ポッター

もう、笑わないでよ!あはは笑笑

ハリー・ポッター

楽しかったね!

ロン・ウィーズリー

楽しかった!

マオ・カミーティ

2人とも静かに寮に戻らなきゃよ。

マオ・カミーティ

まだ点灯の時間じゃないわ。

ハリー・ポッター

あ、そうだね…

ロン・ウィーズリー

早く行こうハリー。

ハリー・ポッター

うん。マオ、またね!

ロン・ウィーズリー

またね!

マオ・カミーティ

ええ、また。

スタスタ…

マオ・カミーティ

さ、私も早く戻ら

ドラコ・マルフォイ

……

マオ・カミーティ

…はぁ、なんでここ居るのよ。

ドラコ・マルフォイ

別に。外に出ようと思ってただけだ。

マオ・カミーティ

そんな格好じゃ風邪ひくわよ。

マオ・カミーティ

それじゃ。

スタスタ…

ドラコ・マルフォイ

ムカつく奴だな…

グ〜…キュルル…

マオ・カミーティ

元気にはなれたけど、

マオ・カミーティ

お腹がすいたわね…

トンッ

オリバー・ウッド

おっと、ごめんね。

オリバー・ウッド

ん…?君はレイブンクローの一年生だよね?

マオ・カミーティ

あ、オリバー。

オリバー・ウッド

どうしてここにいるのかな?

マオ・カミーティ

えっと…

オリバー・ウッド

ハハ、先生に言ったりしないさ笑

マオ・カミーティ

ありがとう。ちょっと外に出てたの。

マオ・カミーティ

貴方は?

オリバー・ウッド

先生と話すことがあってね。

マオ・カミーティ

そういうことね。

マオ・カミーティ

あ、この前のクィディッチの試合見てたわよ。

オリバー・ウッド

僕も見てた。

オリバー・ウッド

1人だけ紺のローブで目立ってた。

マオ・カミーティ

あら、それは嬉しい事ね。ふふっ笑笑

オリバー・ウッド

レイブンクローらしいな。

マオ・カミーティ

ありがとう。

マオ・カミーティ

試合の時箒から落ちてたわよね。

マオ・カミーティ

大丈夫?怪我は無かった?

オリバー・ウッド

ああ、手首がちょっと折れたくらいだ。

マオ・カミーティ

あらまぁ、それは痛そうね…

オリバー・ウッド

もう治ってるから平気さ。

マオ・カミーティ

それは良かった。試合中怪我がないよう気をつけてね。

オリバー・ウッド

分かった、気をつける。

オリバー・ウッド

その代わり試合を見に来てくれるかい?

オリバー・ウッド

…なんて、冗談だよ。

マオ・カミーティ

ええ、いいわよ?

マオ・カミーティ

レイブンクローの試合じゃない限り、

マオ・カミーティ

グリフィンドールが出るならグリフィンドール寮の席で見てるわ。

オリバー・ウッド

ほんとかい!?

オリバー・ウッド

それは嬉しいや、ははっ笑

オリバー・ウッド

なんだか妹が出来たような気分だ。

マオ・カミーティ

そうかしら?

オリバー・ウッド

うん、でも、言動は僕より大人っぽいかもしれないや。

マオ・カミーティ

褒めてる?

オリバー・ウッド

褒めてるよ。

マオ・カミーティ

そう、それは良かった。ふふ笑笑

オリバー・ウッド

…ねぇ、僕、君が色んな人と喋るところをよく見るんだけど

オリバー・ウッド

人と関わるのが上手だよね。

マオ・カミーティ

そう?

オリバー・ウッド

フレッドやジョージとの対応がまるで違うじゃないか。

マオ・カミーティ

確かに、どれだけ事を言えるか限度をよく見極めるのが得意ね。

オリバー・ウッド

そうだろう?

マオ・カミーティ

それを見抜く貴方も凄いわ。

オリバー・ウッド

ああ、もしかして褒めてるのかい?

マオ・カミーティ

ええ、褒めてるわ。

オリバー・ウッド

僕が君のことを見抜いたつもりなのに

オリバー・ウッド

まさか褒めて返ってくるなんてな。ははっ笑

オリバー・ウッド

あ、そういえばさっきお腹を空かせてたよね。

マオ・カミーティ

…もしかしてお腹の音聞いたの?

オリバー・ウッド

…聞こえちゃった、大きくて。

マオ・カミーティ

……忘れてね。

オリバー・ウッド

忘れちゃうのか?

オリバー・ウッド

そしたら、このお菓子はあげられないな。

マオ・カミーティ

お菓子?

オリバー・ウッド

目が光った!あはは笑

オリバー・ウッド

フレッドとジョージに聞いた話は本当だったんだな。

マオ・カミーティ

からかってるの?

オリバー・ウッド

ごめんよ、お菓子は本当にあるさ。

オリバー・ウッド

はいこれ、スコーン。

マオ・カミーティ

!!

マオ・カミーティ

私がスコーン好きだってことまで見抜いたの!?

オリバー・ウッド

いいや、それは初めて知ったな笑。

オリバー・ウッド

先生に貰ったんだけど、僕あんまりスコーンは好きじゃないんだ。

マオ・カミーティ

そうなのね、ありがとう。大事に食べるわ。

オリバー・ウッド

早く食べないと他の奴に取られるかもしれないよ?

マオ・カミーティ

じゃあコソコソと大事に食べるわ。

オリバー・ウッド

ああ、そうして笑。

マオ・カミーティ

じゃあ、またねオリバー。

マオ・カミーティ

メリークリスマス。

オリバー・ウッド

メリークリスマス、マオ。

幸せのエクボ 賢者の石編

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