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萌杏(もあ)

臓器提供かぁ、

萌杏(もあ)

どーしようかな

萌杏(もあ)

お母さんとも相談しよう

お時間ちょっといいですか

萌杏(もあ)

お母さんー

萌杏((母

どうしたの?

萌杏(もあ)

これ臓器提供のやつなんだけどさ

ちょっと質問いいですか

萌杏(もあ)

私、人のためになるなら、臓器提供したいかも、

萌杏((母

お母さんは萌杏がそれでいいならいいわよ?

萌杏(もあ)

え、いいの、?!

萌杏((母

ええ、でも、本当に萌杏はそれでいいのよね?

時間は取らせないので

萌杏(もあ)

うん

萌杏((母

わかったわ。いいわよ。

萌杏(もあ)

やった!ありがとう!

どれかに丸をつけてください

萌杏(もあ)

よしっ書こう!

萌杏(もあ)

…ん?電話か

萌杏(もあ)

誰だろ

萌杏(もあ)

優羽?珍しいな

優羽(ゆうわ)

急にごめんね、

萌杏(もあ)

大丈夫だよ。それより何かあったの?

萌杏(もあ)

珍しいね

萌杏(もあ)

優羽からかけてくるなんて

優羽(ゆうわ)

私、ずっと萌杏に隠してたことがあるの

萌杏(もあ)

え?何を隠してたの、?

優羽(ゆうわ)

私、肝臓がんなの、

萌杏(もあ)

え、

優羽(ゆうわ)

だから、移植をしなきゃいけなくてね、

萌杏(もあ)

うそ、、

優羽(ゆうわ)

相手はまだ見つかってないけど、

優羽(ゆうわ)

見つかり次第すぐ移植だって

萌杏(もあ)

そっ…か、

優羽(ゆうわ)

それで、今度予定してた

優羽(ゆうわ)

遊園地の遊びも行けないんだ、、ごめん

萌杏(もあ)

ううん、!大丈夫!!

優羽(ゆうわ)

本当にごめん、

優羽(ゆうわ)

私が治ったら遊園地いこ!!

萌杏(もあ)

そうだね!!

優羽(ゆうわ)

じゃあね、

萌杏(もあ)

うん、ばいばい

萌杏(もあ)

移植頑張って

萌杏(もあ)

まさか、優羽が移植なんて、

萌杏(もあ)

そうだ!!私が移植相手になれば!

萌杏(もあ)

急いで書かなきゃ!!

萌杏(もあ)

えっと、、

1つ目

私は脳死後及び心臓が停止した死後のいずれでも

移植のために臓器を提供します

萌杏(もあ)

ほうほう

そして2つ目

私は心臓が停止した死後に限り、移植のために臓器を提供します

萌杏(もあ)

ほう

3つめ

私は臓器を提供しません

萌杏(もあ)

うんうん

萌杏(もあ)

でも、優羽のためになるなら…

1か2を選んだ方、3以外選んだ方

心臓も肝臓も腎臓もすい臓も

萌杏(もあ)

誰かのためになるなら!!!

誰かのためになるならば

萌杏(もあ)

どっちでもいい、

どっちでもいい

萌杏(もあ)

優羽がいなくなった世界に

どっちでもいい

どっちでもいい

萌杏(もあ)

何も、、価値なんかない

私は次の日もひたすら悩んで考えた

萌杏(もあ)

移植して、優羽のなかで生きられるなら

誰かの中で生きるなら

きみのカケラが残るなら

萌杏(もあ)

幸せな事だな、、

きっと素晴らしいことでしょう

せいぜい素敵なことでしょう

ただ

萌杏(もあ)

もしも私の夢が叶うなら

萌杏(もあ)

肝臓がんにかかるのは私が良かった

萌杏(もあ)

なんで優羽がこんな思いをしなきゃ行けないの?

もしも願いが叶うなら もしも時間が戻るなら

あの日の君の出来事を

僕に代わらせてくれよ

萌杏(もあ)

神様のいたずらかな、

萌杏(もあ)

神さまは優羽に怒ってるの?笑

萌杏(もあ)

やめてよもう、

神様のいたずらなら もし怒っているのなら

細胞も肺も小腸も眼球も

萌杏(もあ)

誰かのためになるなら!!!!!!

萌杏(もあ)

どっちでもいい

どっちでもいい

萌杏(もあ)

ただ、優羽と生きていたかった、

萌杏(もあ)

どっちでもいいよ、

どっちでもいい

萌杏(もあ)

何も価値なんてない、

萌杏(もあ)

でも、本当に誰かのためになれるなら、、

萌杏(もあ)

心臓も肝臓も腎臓も膵臓も!

萌杏(もあ)

細胞も肺も小腸も眼球も!!

萌杏(もあ)

誰かのためになるなら

誰かのためになるならば、、

萌杏(もあ)

どっちでもいい

萌杏(もあ)

どっちでもいい!!!

萌杏(もあ)

優羽がいなくなった世界に

おめでとう

おめでとう

萌杏(もあ)

どっちでもいい!どっちでもいい!

萌杏(もあ)

優羽がいなくなった世界に

萌杏(もあ)

どっちでもいい

萌杏(もあ)

誓ってもいい!

萌杏(もあ)

何も、、価値なんてないよ、、

お時間ちょっといいですか

ちょっと質問いいですか?

時間は取らせないので

どれかに丸をつけてください

優羽(ゆうわ)

萌杏、萌杏?

優羽(ゆうわ)

なんで、、どうしてっ、、

優羽(ゆうわ)

私は萌杏に肝臓移植をしてほしかったんじゃないよ、

優羽(ゆうわ)

私は他の誰かに移植してもらって

優羽(ゆうわ)

萌杏と遊園地に生きたかった

優羽(ゆうわ)

私がんだったからまともに外で遊べなくて

優羽(ゆうわ)

遊園地なんて行ったことも無くて

優羽(ゆうわ)

でも一緒にいけるのは萌杏だけで、、

優羽(ゆうわ)

どうして、、私に、、、

優羽(ゆうわ)

萌杏なんか、、

優羽(ゆうわ)

萌杏なんか、、!!

大っ嫌い!!

萌杏の机に置かれた紙には

優羽への数々の感謝と、遊園地の約束を守れなかったことの謝罪が手紙4枚分書き綴られていた

そして、もう1枚の大きな紙

その紙には、 『1.私は脳死後及び、心臓が停止した死後のいずれでも移植のために臓器を提供します』に丸が付けられ、その下には『私は誰かのためになるなら死ぬ前に移植してもいい』と書かれていた

そして5枚に共通するのは、ペンが滲むほどびっしょりと濡れていたことだった

みなさん!!いかがだったでしょうか!

何よりも先に謝らなきゃいけないことがあります、、

何ヶ月も無言で投稿を休止してしまい大変申し訳ございませんでしたぁぁぁぁぁ!!!

本当に反省してます、、

多分私の小説に需要はないけど、こんな私の作品でも楽しみにしてくれていた人は沢山いました。

本当にその方々には申し訳ない、、

こらからできるだけ投稿を増やしていくのでお許しくださいぃぃぃぃ!!

あと、何かリクエストがあったら受け付けます〜!!

それではばいちゃ!!

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