四話
ドーンッ
急に爆発音が聞こえた…
一体外で何が起こっているんだ……
ってそれよりも、今の間に逃げればいいんだ
青ちゃんを連れて遠くまで…
誰も追って来れないような所まで…
俺は青ちゃんを起こそうと
…青ちゃんに触れた……
赤
俺が触れた時には…
青ちゃんはもうタヒんでいたのだ…
赤
赤
早く起きてよ…
一緒に逃げようよ…ポロポロッ
青ちゃんの心臓には
銃で撃たれたような痕があった…
…ッまさか…俺が起きた時に聞こえた
誰かが倒れたような音は
青ちゃんが俺を庇って倒れた音だったの…ッ?
……なんで?
なん、で、……みんなッ…
俺を置いて行くの、、……ッ?
、、、俺も…早く紫くんの元へ…ッ
赤
俺は勝手に部屋から逃げ出した
俺は思いっきり走った
こんなに走ったのはいつぶりだろうか…
どんなに肺が苦しくなっても
横っ腹がどれほど痛くなっても…
俺は走り続けた
でも、俺が気づくと
また知らない部屋に居た
俺はここに閉じ込められたらしい
はぁ…俺は逃げられないのかな…ッ
赤
どんどん酸素が
薄くなっていることに気づいた
赤
閉じたら、もう二度と開かないであろう瞼を
俺は今、ゆっくりと閉じて行った…
…………
4人
赤
タッタッタッタッタッタッタッタッタッタッ
ℯ𝓃𝒹