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愚かだよ。 本当に。

何が嘘はつかないだ。 常に嘘をついてるくせに。

休憩をしているのも暇なもんだね。 さて、なにか雑談でもしないか? 聞きたいことがあれば聞きな。 答えられる範囲なら答えてやろう。

ん?なんでこんな話を自分に聞かせるのかって? 気分だよ。

本当にただの気分。

私は君に、

誰か

の嘘を見破って欲しいだけなんだ。

も ち ろ ん 。 私 は 嘘 を 言 っ て い な い よ。

おーい! 竜胆いくぞー

竜胆?

竜胆

あ、ごめん兄ちゃん。

さっきから呼んでんのに返事の1つもしないじゃん。

最近よく考え事してるよね~?

もしかしてあの季節が近づいてきてるから?

少しの虫暑さを感じ、じめったした様な空気。 あいつが言っていた季節が、 そろそろやってくる頃合いになった。

竜胆

そんなん、もうきにしてねーよ。

竜胆

10年以上前だぜ?

竜胆

しかもあいつとは、もう決別したって。

にしては、毎年あの季節がちかずくと、
お前は頭になんも入んなくなるじゃん。

それで気にしてないって本当に言える?

いつもおちゃらけている灰谷蘭が、今日ばかりは、兄貴になり俺の目をみた。

竜胆

...

俺は何も言えずに、兄貴をひとり置き去りにして、その場から逃げるうに去った。

あの時の君は、何を思ったのだろうか。

さて、休憩もそろそろ終わりにして、 話でも始めようかな。

なんだい?もしかして

無ニ夏気ヅィ誰ノヵ意?

...なーんだ、何も無いのか...

それもそうか、だって今は、話をせずに休憩をしているからね。

なにか見えるはずないんだよ

なにか疲れた顔をしているね。 なにか飲んでリラックスでもするといいよ。

私のおすすめで、

大 好 き な

紅茶でも入れよう。

さて、少し顔色は良くなったかな。 今日のところはもうやめよう。 また合えばいいさ。

ゆっくり休みな。

つい捜し求めてしまうあいつ

私は

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