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2 - 宣戦布告

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2024年11月27日

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悲鳴が聞こえる

火の海が目の前に見えた。あぁ、これが夢ならば良かったのに。

ーーちゃん!

もう、こんな悪夢早く終われば良いのに。

だから…俺が終わらせなきゃいけないんだ。

あの日からそう誓った。

次の日、私は朝一番に教室に入った。

あ、村崎君

村崎君

…おう。

…と思っていたが村崎君の方が早かったようだ。

村崎君

…なぁ、月野?。魔族ってどう思う?

魔族?…倒さなきゃいけないな、とか思ってるけど

それがどうしたの?

村崎君

いや、やっぱそうだよな。

ふふ、変な村崎君。

村崎君

なぁ、もう1個聞いていい?

え、うん。

村崎君

…やっぱ良いわ。

そう言って村崎君は出ていった。 …変な村崎君。

友達

輝ー!おはよー

あ、おはよう

私は友達にさっきまでの村崎君の話をした。

友達

...輝の事好きなんじゃない?

え、そんな訳ないよ

友達

いやいや、ワンチャンあるって!

友達

よし!燃えてきたぁぁぁ!

ちょ、ちょっと...

友達は叫びながらどこかへ行ってしまった

あの子も変かもしれない。

先生

ほら、ホームルーム始めるぞって…二人ほど居ないが。

村崎君はお手洗いです。…もう一人は欠席で良いと思います

先生

おう、分かった。

友達

だーれが欠席じゃい!

先生

はい、遅刻な。

友達

えぇ…

そんなこんなで1日が始まった。

…。

やっぱりあいつ、似てるんだよな。

俺には妹がいた。優しくて、天然で。

そんな妹は戦争が始まってから消息を断った。

--数年前 魔界--

セイラ

おにいちゃん!

あれは今から何年も前のことだった。

どうした?

セイラ

もうすぐ雨が降るから中に入った方が良いよ。

分かった。

セイラ

それと…なんか今日は嫌な予感がする。

俺の妹は天気を司る神に加護された聖女。天気を予知することが出来た。

あいつの予知は絶対に外れることはない。今日もそうだった。

セイラ

街の人にも伝えてくるね

あぁ。

俺は言われた通り、家の中に入った。…これが間違いだったかもしれない。

中に入った数分後、雨が急に降ってきた。

これなら稲妻も来るわね。

それは本当ですか?

ええ。

俺の母は女神。元々勇者兼人間だったのだが、死んで女神になった。

それより、こんなに天気が悪くなるのは始めてだ。

バァァァン!

!?

目の前に雷が落ちた。そして、それと同時に雨が物凄く降った。

セイラは!?

まだ帰って来てないよう___

ふふ

誰だっ!

あたしは名も無き魔女よ。

邪悪な魔族め。どうしてこうなったか分かる?

見た目、そして気配で相手が人間だという事が分かった。

それにしても、どうしてこんなに俺らを軽蔑している?

知るか。

そう...。じゃあ教えてあげる。貴方たち魔族は私達人間に危害を加えたでしょ?

なんの話だ?

あいつからは凄く...嫌な気配がする。警戒しなさい。

ああ。

まぁ、忘れたと言うの?

それは本当に俺ら魔族なのか?

ええ。この目ではっきりと。

...貴方たちが私達にしたように、してあげるから。

これは、宣戦布告だ。

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