さとし
…なんか、つまんない
さとし
いつも一人だからなぁ…
さとしは先生に無実の罪を着せられて、友達からいじめを受けて不登校になっていたのだ
さとし
あ〜あ、こんな時に「親友」がいたらなぁ…
天使B
…叶えましょうか?その夢
さとし
えっ
美しく白い羽根が舞い散る そこにいるのは「B」であった
さとし
誰?
天使B
私は天使Bです
さとし
天使!?
さとし
な、なんで天使がこんな所に…!
天使B
…貴方と遊びたくて
さとし
…へ?
天使B
嫌なら別にいいですけど
さとし
いやいやいや!そんなことは…!
天使B
…じゃあ、いいですよね?
さとし
うん!どうせ家にいても暇だったし
天使B
友達と遊べばいいのでは?
さとし
……
天使B
どうしました?
さとし
…俺、友達いないんだ
天使B
…なるほど
天使B
では…
天使B
私と、「お友達」になりませんか?
さとし
…えっ
さとし
いいの?
天使B
いいですよ
さとし
…やったぁ!
さとし
ありがとう、B!
天使B
いえいえ、別にどうってことないですよ
天使B
…もしよければ、天界に遊びに来てもいいですよ
さとし
え、全然大丈夫!暇だし…なんなら今からいこうよ!
天使B
じゃあ…行きましょうか
天使B
「天界」へ…
これが、後に天界をも巻き込む大きな渦の入り口になるということを、彼らは知る由もない…