ヒロ
……

うり
お、おはようございます

ヒロ
あ!おはようございます

ヒロ
朝ごはんに食べたい物、何かありますか?

うり
え、っと、

うり
なんでもいいです。

うり
むしろなくても大丈夫です。

ヒロ
それはダメです。朝ごはんはしっかり食べないと元気でないんですよ?

うり
はい……

ヒロ
じゃあトースト作りますね。

ヒロ
甘い系にします?それともしょっぱい系?

うり
あの、目玉焼き乗ってるやつ?

ヒロ
しょっぱい系ですね。顔洗ったり、好きにして待ってて下さい。

うり
ありがとうございます

ヒロ
どうぞ

うり
あ、ありがとう、ございます

ヒロ
いただきまーす

うり
いただきます

うり
……

うり
んっま!

ヒロ
本当ですか?よかった〜

うり
マジで美味しいです。本当に。毎日食いたいくらい。

ヒロ
栄養偏っちゃうので流石に毎日は無理ですね。(笑

なんでだろ。家でも朝ごはんは食べさせてもらっていたはずなのに
うり
@Amtdt@apm'd

ヒロ
うりさん食べ終わってから喋りましょうね〜

とても暖かくて、比べものにならないくらい美味しい。
うり
ヒロさんって仕事してるんですか?

ヒロ
ええ!?俺ニートだと思われてるの?笑一応社会人だよ?笑

うり
いや、服装的に大学生かなって

ヒロ
俺もう28だよ。

うり
え″

ヒロ
俺ガキっぽいってこと?凹んじゃうな〜、

うり
いやその、爽やかだから若く見えるっていうか、

うり
ガキっぽいとかじゃないです。ただその、社会人にしてはラフな格好だから____

ヒロ
ふふ、

うり
……何笑ってるんですか

ヒロ
いや?笑

ヒロ
じゃあ、俺はそろそろ仕事の時間ですので、

うり
あの、ヒロさん。俺、そういえば勉強……

ヒロ
ん〜?しなくてもいいよ。

うり
いや、でも、

うり
俺は、勉強しないと、じゃなきゃ俺に存在価値なんて……

ヒロ
あるよ。

ヒロ
俺は君に生きてて欲しい。俺がそう言うってことは、存在価値が無いなんてことはないんじゃ無いかな?

ヒロ
うりさんがどうしても勉強したい!って言うなら、何か買ってくるけどね。やりたくないならやる必要はないよ。

うり
………-

うり
本当に、いいの?

うり
毎日勉強しなくて、

ヒロ
うりさんがしたく無いならね。無理強いはしないよ。

ヒロ
まあ、流石に少しはしたほうがいいかもしれないけど、そんなみっちり勉強、勉強って毎日詰め詰めになるくらいなら、しなくていいんじゃないかな?

うり
………

ヒロ
とりあえず、今日はゆっくりしてな。

ヒロ
じゃ、お昼キッチンにあるから。好きな時間に温めて食べてね。

ヒロ
いってきま〜す

うり
…いってらっしゃい。

なのに、暖かいご飯も、布団も、生活で必要な物、事を用意してくれて。
こんな扱いを受けたことがなくて、こんな感情を感じたことがなくて。
こんな俺が、彼をどんな人かなんて言うのは失礼かもしれないけれど、
ヒロさんはとても、「暖かい人」なんだと、俺はそう思った。