僕のせいか

僕のものにしたい。

そんなちっぽけな願望から僕は大切な人を傷つけた。

ほんとに人気者だな、

授業が終わり放課後

僕が唯一大好きな時間

はぁほんとに愛らしい

どうせ誰にでもあんなこと言ってるんでしょ

最低だけど手に入れるためならなんだってする。

ほんとにごめんな、

僕は申し訳ない気持ちで眠りについた。

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟｯﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟｯ

耳元でうるさく鳴り響く目覚ましアラームで目を覚ます

多分今準備していけば6時には学校につくはず、

ごめんね今日も遅くなるのでご飯先に食べててください 母より

また寂しいリビングに挨拶をして出ていく

いつもなら2人で歩く道なのに今日は1人

なんだか罪悪感が芽生えてきたが僕のものにしたい欲が強くがんばって罪悪感をかきけす。

いむくんにこれから無理させちゃうんやけどな、

ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ

教室のドアを開けるとさすがにこの時間に人がいるわけなく静かな教室が新鮮だった

ｶﾂｶﾂｶﾂ

いむくんに似せた字で黒板にクラスの悪口を書く

正直心が痛いようでなんだかわくわくしていた。

昨日の放課後は僕らが最後にでたから間違いなく疑われる

多分僕って最低なんやろうな

ﾜｲﾜｲｶﾞﾔｶﾞﾔ

はは、くだんな

ごめんないむくん。

でもこうするしか君を手に入れられなかった。

いむくんが、わるいからｯ

家に帰っていむくんとゲームしたりお昼作ったり楽しく過ごした

いむくんが帰って静かになった。

ほんとにこれでよかったのか後悔し始めている

罪悪感に埋もれてなにもする気が起きなくて風呂に入ってご飯も食べずベッドに直行し眠りに着いた

またいつもの日常が始まる

いむくんの靴箱を見るとほんとにあれから1日かと思うほど最悪な状態になっていた

教室は一気に静まり返りその後いむくんなど居なかったかのようにいまさっきしていた事をし始めた

なんやかんやあって放課後

数ヶ月たった今でもまだいじめされておりいむくんはどんどん不登校になっていき僕もいむくんと一緒に不登校になっていった。

今日は3日ぶりに登校

ﾊﾞｯｼｬ-ﾝ

放課後

はぁ、唯一いむくんといれる時間ってのに宅配物受け取ってねって、はぁ、

ぴんぽーん

スマホを見ているといつの間にか雨がザーザー降っていた

ぴーんぽーん

誰が来たのかとインターホンの画面を見てたしかめると震えて立ってるいむくんがいた

多分ほんとに殺したんだろうな初夏で暑くて震えるはずもないのに震えてる。でもなぜか口からは反対のことばっか信じられないなんて頭では信じてるのに

…2人になれる

いつものいじめられる前の可愛くて大好きな笑顔を久しぶりにみた

いままでで1番楽しいかも

こんな時間が一生続けばいいのに

いむくんの方を見ると首にカッターを当てていた

いむくんは自分の首を切った

たくさんの血が流れて

流れて

流れて

倒れた。

こんなの映画でしかみたことない

僕はまだ少し息があるいむくんを背負って線路まできた。

カンカンカンカンカンカンカンカン

踏切の音とまだ生きているのかいむくんのか弱い息をききながら電車にはねられた

もうおわったけどもう生きてはいないけど今が1番

シアワセだな