レイア(主)
レイア(主)
レイア(主)
レイア(主)
レイア(主)
レイア(主)
レイア(主)
レイア(主)
レイア(主)
りうら
リビングの机の上にある紙を見て震えるりうら
りうらだけじゃない、ほかのメンバーも俺も同じ心境だった
if
みんなへ しばらくの間旅に出ます 僕の事は探さないでください -hotoke-
昨日の夜から嫌な予感はしていた
何があってもご飯だけは食べるあいつが部屋から出て来なかったから
いつもならすぐに仲直りができるのにそれが出来なかったから
そして毎朝隣の部屋から聞こえる けたたましいアラームが今朝は聞こえなかったから
初兎
悠佑
初兎
初兎
ないこ
ないこ
ないこの言う通りだ
それに今日が日曜日な事もあって全員いつもより遅めに起きている
今追いかけたとしてもきっと間に合わない
if
if
りうら
みんなで食べる朝ごはん
俺の前、りうらと初兎の間にぽっかりと空いた席
いつもうるさいはずの時間はなんとも寂しくつまらなかった
時刻はもう夕方
今日一日の間で様々な可能性を考えた
気が変わって帰ってきてくるんじゃないか
ドッキリ企画なのではないか
でも、全部潰れた
ないこ
ないこ
りうら
全員が思って口に出していなかった事
怖くて認めたくなかった事を代表して言ってくれた
......さすがリーダーやな
悠佑
悠佑
悠佑
if
初兎
ないこ
ないこ
初兎
メンバーの中で1番初兎が弱ってる
喧嘩をしたことをものすごく後悔しているのだろう
りうら
こんな時、りうらのこういうところに助けられる
...なんか最年少に助けられるのって変な感じやけど笑
りうら
りうら
りうらの電話にほとけが出たことがわかった途端俺らは一斉にりうらの周りに集まる
りうら
それに気がついたのだろう
りうらがスピーカーにすると言うことは向こうの音を拾う範囲も広くなるはずなのに何も反応がなかった
りうら
さすがに名前を呼んだら返事をしてくれるだろう....結果は俺らの予想外だった
幼い子供の...女の子の声だった
初兎
この世のものとは思えないオーラを出しながら初兎が問う
隣にいるだけで背筋が凍る声だった
悠佑
if
ないこ
ないこ
if
悠佑
悠佑
相手の苦笑いが目に浮かぶ
if
if
怪我をしていない
それを聞くだけでも安心感が違う
ないこ
拍手をしたくなるほど綺麗でキッパリとした断りだった
初兎
反撃の余地も与えない淡々とした正論をぶつけられ何も言えなくなる
りうら
なんとも間抜けな返事がかえってくる
だが正直なとこ俺達もりうらの意図が分からず同じ反応だ
りうら
if
もし相手に下心があるのならば簡単に自分の情報を渡すことはしない
りうらはそこを見極めるために名前を聞いたのだろう
レイア
あっさり教えてくれた
初兎
レイア
それを聞いた時、俺の脳内にはほとけが15歳の少女に路地裏で助けられる図が浮かび上がる
if
普通逆の立場の方が自然なのにそうでは無いのがほとけらしい
レイア
相手もこっちの考えてる事がわかるのか苦笑で返された
レイア
レイア
レイア
そう言われ、電話は切られた
if
初兎
初兎
ないこ
初兎
りうら
悠佑
悠佑
悠佑
りうら
悠佑
if
if
if
りうら
りうら
ないこ
悠佑
初兎
if