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レイア(主)

はい、謝罪です

レイア(主)

前回の話のコメント欄に「次の話は参加者全員出るよー」

レイア(主)

....って言ったんですけど

レイア(主)

いやね、ほら

レイア(主)

出ていかれた側も書かないとだなって思いまして...

レイア(主)

なので参加者様の登場は次回になります

レイア(主)

申し訳ございません

レイア(主)

では、出ていかれた側のお話

レイア(主)

どうぞ

りうら

ど...どういうこと...

リビングの机の上にある紙を見て震えるりうら

りうらだけじゃない、ほかのメンバーも俺も同じ心境だった

if

なんやねん...これ

みんなへ しばらくの間旅に出ます 僕の事は探さないでください -hotoke-

昨日の夜から嫌な予感はしていた

何があってもご飯だけは食べるあいつが部屋から出て来なかったから

いつもならすぐに仲直りができるのにそれが出来なかったから

そして毎朝隣の部屋から聞こえる けたたましいアラームが今朝は聞こえなかったから

初兎

っ....!ダッ

悠佑

おい初兎!どこ行くねん!

初兎

探しに行くに決まっとるやろ!

初兎

いむくんなんやで?なんかに巻き込まれる可能性だって...!

ないこ

初兎ちゃん落ち着いて、探すって言ってもどこを探すの?

ないこ

いむは決めたらそれを全力でやっちゃうんだよ?

ないこの言う通りだ

それに今日が日曜日な事もあって全員いつもより遅めに起きている

今追いかけたとしてもきっと間に合わない

if

.......1回全員落ち着いて朝ごはん食べへん?

if

俺らも落ち着かんと

りうら

そうだね...食べよう

みんなで食べる朝ごはん

俺の前、りうらと初兎の間にぽっかりと空いた席

いつもうるさいはずの時間はなんとも寂しくつまらなかった

時刻はもう夕方

今日一日の間で様々な可能性を考えた

気が変わって帰ってきてくるんじゃないか

ドッキリ企画なのではないか

でも、全部潰れた

ないこ

いむの部屋からキャリーケースと最低限の荷物が無くなってた

ないこ

さすがにドッキリとかではないと思う

りうら

そっ...か...

全員が思って口に出していなかった事

怖くて認めたくなかった事を代表して言ってくれた

......さすがリーダーやな

悠佑

....でもどうする

悠佑

連絡もつかんしどこに行ったのかも分からない

悠佑

打つ手がないで

if

さすがに帰ってきてもええ頃やし、本気っぽいしな...

初兎

警察は?

ないこ

今回は出ていくって言われるから、事件性はあんまりないの

ないこ

まともに取り合ってくれるかな...

初兎

...だよな

メンバーの中で1番初兎が弱ってる

喧嘩をしたことをものすごく後悔しているのだろう

りうら

...りうら、もう1回電話してみる!

こんな時、りうらのこういうところに助けられる

...なんか最年少に助けられるのって変な感じやけど笑

りうら

っほとけっち今どこ!?

りうら

怪我してない?ご飯とか大丈夫?

りうらの電話にほとけが出たことがわかった途端俺らは一斉にりうらの周りに集まる

りうら

ちょ、スピーカーにするから待ってね

それに気がついたのだろう

りうらがスピーカーにすると言うことは向こうの音を拾う範囲も広くなるはずなのに何も反応がなかった

りうら

ほとけっち?

さすがに名前を呼んだら返事をしてくれるだろう....結果は俺らの予想外だった

【私はほとけさんじゃありません】

【ほとけさんはうちの家の風呂に入ってます】

幼い子供の...女の子の声だった

初兎

...お前誰や

この世のものとは思えないオーラを出しながら初兎が問う

隣にいるだけで背筋が凍る声だった

【ほとけさんを保護したものです、怪しいものではありません】

悠佑

これ誘拐ちゃうか?(小声)

if

怪しいものでは無いっていうてるけどそれが怪しいしな(小声)

ないこ

....コクン

ないこ

ほとけをこちらに返してもらってもいいでしょうか

【あの...勘違いしてるみたいですけど私誘拐犯じゃないですよ?】

【路地裏で泣いてたからとりあえず連れてきただけですし】

【下心は一切ないですからね】

if

(路地裏で泣いてたから...か)

悠佑

(ほとけやから否定出来んのよな...)

悠佑

なんか...すいません

相手の苦笑いが目に浮かぶ

if

あいつ、怪我してませんでしたか?

【はい、見た感じは全然ケガしてませんよ】

【さすがに服の下とかは分かんないですけどね笑】

if

そうですか...

怪我をしていない

それを聞くだけでも安心感が違う

ないこ

それなら余計に迎えに行きたいんですけど...

【それは無理です】

拍手をしたくなるほど綺麗でキッパリとした断りだった

初兎

なんでや!

【じゃあ聞きますけど今ほとけさんとあったところでまともに会話出来ますか?】

【気持ちの整理がついてないんですよ?】

反撃の余地も与えない淡々とした正論をぶつけられ何も言えなくなる

【....とりあえず引き渡すことは出来ません】

りうら

名前を教えて貰ってもいいですか?

【....へ?】

なんとも間抜けな返事がかえってくる

だが正直なとこ俺達もりうらの意図が分からず同じ反応だ

りうら

あなたの名前、下心ないなら教えてくれますよね?

if

(賢いな...こいつ)

もし相手に下心があるのならば簡単に自分の情報を渡すことはしない

りうらはそこを見極めるために名前を聞いたのだろう

レイア

【天野レイアです、他に聞くことありますか?】

あっさり教えてくれた

初兎

あの...声が随分幼いけどいくつなんですか?

レイア

【15ですけど】

それを聞いた時、俺の脳内にはほとけが15歳の少女に路地裏で助けられる図が浮かび上がる

if

....なんで15に保護されとるねん

普通逆の立場の方が自然なのにそうでは無いのがほとけらしい

レイア

【あはは....】

相手もこっちの考えてる事がわかるのか苦笑で返された

レイア

【ほとけさんに暴力とかのことはしないことを約束します】

レイア

【ふかふかのお布団も美味しいご飯も食べさせます】

レイア

【頃合を見て大丈夫そうだったらまた連絡致します】

そう言われ、電話は切られた

if

...どうする?

初兎

...いむくんを探し出す

初兎

探し出して早く仲直りがしたい

ないこ

でも聞いた感じ向こうに悪意なかったっぽいよ?

初兎

でも、このままいむくんと会えない可能性だってあるんやで

りうら

それはっ...!

悠佑

俺も見つけ出すのには賛成

悠佑

相手がほとけに危害を加えない可能性は消えてない

悠佑

それに手がかりはあるしな

りうら

手がかり?

悠佑

お前が聞いてくれたやろ?相手の名前と年齢

if

....そっか

if

男一人を保護できるってことは相当なお金持ちって事...

if

それを利用して調べれば見つけられるかも

りうら

それならりうらもやる

りうら

まだりうら学生だし同じ歳なら役に立てるかもしれない

ないこ

それなら俺も...ただ、ほとけっち抜きでファンミ迎えれる?

悠佑

下手な嘘つくと後々で困るし...それまでに見つけ出すのが1番やな

初兎

となると...期間は今日を除いて残り5日か

if

やれるだけのことはしよう...あいつを連れ戻すために
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