殺し屋の私は今日もイキル

暗い暗い、まるで海の底に居るような感覚

体に何かが巻き付いて居るような感じがする

私は産まれた時から暗殺者として育てられた

でも、私は暗殺者としてのセンスが無いに近かった

好きになってくれる、幼い私はその言葉が足枷となっていた

そこから、私は死ぬ程特訓した

手足が疲労で動かなくなろうが

熱が出て思考がまともじゃなかろうが

脳が直接殴られる程の衝撃を受けようが

私は、人を殺す努力をした

センスが無くとも人は簡単に壊れるから─

ドスッ

好きになってもらえる

母親に認められて数ヶ月後

蓮香がやってきた

殺人とは程遠い存在の一般人

ただえさえ暗殺者の家計である私も辛いのに私よりも遥かに幼い蓮香が殺るのは荷が重い

とうやは蓮香のことが大好きだった

任務になると性格が変わってしまうけれど終わったら優しいとうやにもどる

あのときまでは……。