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とある少女と七不思議

第15話 - 十一話　おかえり

2024年07月23日

#オリジナル作品

リリエン・クローバー

リリエン

おはこんばんにちは☆

リリエン

忙しい・・ってなってるリリエンです

リリエン

山場を越えたとはいえまだまだ忙しいのが悩みです

リリエン

まあ頑張ります・・はい

リリエン

さて今回は第五不思議解決編です！

リリエン

序盤重めなので、いつもの教室の背景まで飛ばしてくださっても大丈夫です

リリエン

それではどぞ！

たまに、あの頃を思い出す

冷たい部屋と冷たい日々を

藍美の父

おい、邪魔だ

藍美（幼少期）

あ、ご、ごめんなｓ

藍美の父

ちっ・・

藍美の母

ちょっとぉ、うるさい

藍美の母

藍美、あんたも隅に行ってな

藍美の母

いるだけで邪魔なんだから、黙って、ね

藍美（幼少期）

・・・・・

機嫌が良ければ無視

機嫌が悪ければ物に当たる

飛んできた物が私の顔に当たったこともあった

ただ、それも案外すぐに終わった

藍美（幼少期）

お父さんたち、どこか行くの・・？

藍美の父

あぁ

藍美の母

ちゃんといい子にして待ってんのよ！

藍美（幼少期）

い、いってらっしゃい・・

藍美の父

ちっ

バタン！

藍美（幼少期）

・・・何してようかな

ピーンポーン

藍美（幼少期）

・・・？だれ？

ガチャ

藍美（幼少期）

はい・・・

大家

あぁ！藍美ちゃん！

藍美（幼少期）

？どうかしましたか？

大家

よかった・・・無事だったのね・・

藍美（幼少期）

？？？？？

大家

今から病院に行くからね、準備できるかい？

藍美（幼少期）

な、なんで？

藍美（幼少期）

なんで病院いくの・・？

大家

・・・落ち着いて聞いてね？

大家

お父さんとお母さんが、事故に遭って・・

藍美（幼少期）

・・・え？

医者

残念ですが・・

大家

そんな・・・

藍美（幼少期）

・・・・・

何も思わなかった

薄情かもしれない

それ以上に理解ができなかったのかもしれない

藍美（幼少期）

そう、ですか・・

そして、今でも何も思わない

藍美の義父

さぁ、ゆっくりしておいで

藍美の義母

ここが今日から貴女の家だからね

藍美（幼少期）

・・・はい

私を引き取ったのは母の妹

つまり叔母と呼べる人とその家族だった

藍美の義父

ほら、日向、挨拶なさい

日向（幼少期）

はじめまして！おれ、ひなた！

藍美（幼少期）

は、はじめまして・・

藍美の義母

これから二人は兄妹になるんだからね

日向（幼少期）

え？！おれに妹ができんの？！

日向（幼少期）

やったぁ♪

藍美（幼少期）

・・・・・

藍美の義父

今まで、大変だったね

藍美の義父

これからは家族として、過ごしてくれていいからね

日向（幼少期）

よろしくね！

藍美（幼少期）

は、はい・・

藍美（幼少期）

よろしくお願いします・・

こうして私に新しい家族ができた

詩織

お姉ちゃん！算数教えて！

藍美（中学生）

え？私でいいの？兄さんの方が・・

詩織

だってお兄ちゃんテレビ通話じゃん！

詩織

夜遅いしヤダ！

藍美（中学生）

えぇ・・・

藍美の義母

今は日向は海外行ってるものね～

藍美の義母

向こうとの時差があるから仕方ないわ

藍美（中学生）

じゃあ、父さんは？

藍美（中学生）

算数なら父さんの方が分かるよ？

詩織

パパはいや！

藍美の義父

うぐっ！

藍美の義母

あらあら・・・

藍美の義父

む、娘にいやって言われた・・しんどい・・

藍美（中学生）

詩織、どうして父さんは嫌なの？

詩織

パパすぐ脱線するもん！

藍美（中学生）

・・なら仕方ないわね

藍美（中学生）

でもあんまり言うと父さんが傷つくからね？

詩織

はぁい・・

藍美（中学生）

それでどこ？どこが分かんないの？

詩織

んっとね～、ここの計算が上手くいかないの

藍美（中学生）

あ～ここはね・・

藍美の義母

ふふ、仲睦まじいわね

藍美の義父

・・そうだな、よかった

詩織は優しい子だ

今でも私は詩織が大好きだ

詩織

っ！

藍美（中学生）

？詩織？どうかした？

詩織

う、ううん！なんでもない！

藍美（中学生）

？どこか痛いの？

詩織

なんでもないから！

藍美（中学生）

そう・・？

だからあの時、もっと聞いておくべきだった

そう今でも思う

ある日のことだ

藍美（中学生）

もしもし？母さん？

藍美（中学生）

うん、どうしたの？

藍美（中学生）

うん、うん

藍美（中学生）

・・・・え？

詩織が死んだ

藍美の義母

詩織・・詩織ぃいいい！

藍美の義父

・・・・

藍美（中学生）

・・・・・

日向

藍美、大丈夫？

藍美（中学生）

うん、大丈夫・・

詩織は学校で酷い〇めにあっていた

今回のことは、その最中に行われたらしい

何でも開いていた窓の傍で言い争いになり

強く押された詩織は落ちてしまったらしい

葬儀は身内だけでひっそりと行われた

藍美（中学生）

（私の、せいだ・・）

藍美（中学生）

私・・私の、せい

日向

藍美？

藍美（中学生）

（おかしいって思っていたのに！）

藍美（中学生）

（気付いていたのに！）

藍美（中学生）

どうして！どうして！？

藍美（中学生）

私、私はぁ・・

日向

藍美？！ちょっとおい！

学校側に調査を依頼しても事故と言われる

関連性はなく、しっかりした証拠はない

この結果に父さんたちも抗議をしたが意味はあまりなかった

日向

藍美、大丈夫？

藍美（中学生）

うん、大丈夫

佑希君達は詩織の結末を知らない

事が起こったのは修学旅行の前日だった

だから、その間に何もかもが終わった

おまけに桜雅君のトラブルも同時期

学校は私のことを気遣ってくれたが限度がある

藍美（中学生）

（それでも、楽になる資格はない）

藍美（中学生）

（詩織のことに気付けなかったもの・・）

日向

俺はそろそろ留学先に戻るけど・・

藍美（中学生）

うん、勉強頑張ってね、兄さん

日向

ごめん・・

藍美（中学生）

いいよ、大丈夫

藍美（中学生）

私は大丈夫

日向

・・・

夢を見る

詩織

どうして・・

詩織

どうして助けてくれなかったの？

アイミ

あ、詩織・・

詩織

ねぇ、お姉ちゃん

詩織

どうして？

詩織

どうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうして

アイミ

ごめんなさい、ごめんなさい！

詩織

・・・お姉ちゃん

私は私が許せない

きっとこれからも・・ずっと

リン

って感じ

桜雅

なるほど・・結構厄介そうだな

優奈代

でもとっても綺麗な女神様だったよ！

アイミ

うん、まるで桜そのものみたいに

佑希

いや、そんなことよりどうすんだ？

桜雅

話を聞く限り・・かなり大変かもな

桜雅

話し合いで解決するかも分からん

優奈代

そうなの？

リン

そうだね～、大抵そうだよ～

リン

特に神様とか七不思議とかは手が付けられんことが多いし

リン

逆によく今まで話し合いで解決できたなぁって思うよ

優奈代

えへへ

桜雅

お前だけの力じゃないからな？

優奈代

百も承知です～！

アイミ

で、結局どうするの？

佑希

どうしようか？

リン

一番手っ取り早いのは除霊・・と言っても封印レベルだけど

優奈代

封印？

桜雅

完璧に除霊できるわけじゃないんですか？

リン

そ、か～なり厳しくなる

リン

あたしの実力不足ってのもあるけどさ

リン

神々の霊力って一般妖怪より数段上なんだよ

アイミ

まぁそうですよね

アイミ

色々信仰されてそうですし・・

リン

そーそー

リン

いくらOGだとしてもこりゃきついわ

リン

うちの学校ここまでやばいとは思わんかった

佑希

噂全然知らなかったんすか？

リン

いや？全部知ってたけどもっとマシだと思ってて

桜雅

まぁそう思っても仕方ないですよね

リン

でも抑え込むくらいならできるかも？

アイミ

え？どうやってですか？

リン

え？こぶし

アイミ

・・・え？

桜雅

殴るってことですか？

リン

え？いや札貼るだけ

優奈代

お札貼るだけなら除霊できそうな気がする・・

リン

いやぁ・・その効力がさ・・

リン

神様レベルだとかなり弱まっちゃうんだよね・・

アイミ

あぁ・・・なるほど・・

佑希

札貼るだけならなんとかなりそうだけど・・

優奈代

でもそれって近づかなきゃいけないわけだよね？

リン

あの女神様、あたしのこと警戒してそうなんだよねぇ

桜雅

まずは・・近づけるところから始めなきゃいけないってことか

アイミ

それって他の人が貼ることはできないんですか？

リン

無理かな～

リン

霊力ある人間にしか使えないから

桜雅

確かに俺たちにあるとは思えんな

優奈代

あったら楽しそうだけど♪

佑希

それは同意♪

アイミ

（お化け嫌だな・・なくてよかった）

優奈代

じゃあ何かしら話してるうちに隙をついて・・って感じ？

リン

そうなるかな、気配消すことはできるから任せて

桜雅

そうなると・・俺ら全員で行くことになるのか？

佑希

そうじゃね？どんくらい綺麗なんだろ？楽しみ♪

優奈代

佑希くん・・・

佑希

え？何その目・・

リン

君も健全な日本男子だねぇ

佑希

・・なんかやだ

アイミ

あはは、どんまい

佑希

アイミまで？！

優奈代

とりあえずまた来たわけだけど・・

桜雅

いるか？

アイミ

う～ん、いなさそう・・？

リン

一応あたしは隠れてるね

佑希

はい、わかりました！

優奈代

待ってるのも暇だし、なんかお話しよ～

桜雅

そういえば優奈代は試験大丈夫なのか？

優奈代

そういうことじゃない・・

アイミ

多分大丈夫じゃないかな？

アイミ

一緒に勉強する時間も増えたし、よく質問もするようになってるから

優奈代

アイミちゃん！ありがとう！

桜雅

なら佑希か？特訓させるべきなのは

佑希

俺？！この前やったじゃん！

桜雅

あんくらいの時間で理解できてんのか？

佑希

ゔ・・

アイミ

桜雅君だけでいいの？

アイミ

一人でやるのって大変じゃない？

桜雅

俺も息抜きとして教えてるだけだから大丈夫

優奈代

でも最近クマ増えたよね～？

優奈代

ま～た夜中に勉強して寝てないんでしょ？

桜雅

・・・

佑希

寝ろ！お前は！また倒れるぞ！

アイミ

いつも突然充電切れちゃうからね～

アイミ

私もちゃんと休んでほしいかな

桜雅

・・・分かったよ

優奈代

もう！・・あ！来た！

佑希

あの着物の人？

アイミ

そうだね、あの人

桜雅

じゃあ、さっさと終わらせるか

優奈代

サクラちゃ～ん！

サクラ

お？なんじゃ大所帯じゃな？

アイミ

私達のクラスメイトです

桜雅

桜雅です

佑希

佑希です！

サクラ

うむうむ、元気じゃな♪良いことじゃ♪

サクラ

さてと・・

サクラ

私を騙そうとして何を企んでおる？

桜雅

？！

優奈代

これ、あの桜・・!

サクラ

近くにあの霊媒師がおることは分かっておる

サクラ

そのうえで隠れる意味は？

佑希

それは・・えっと・・

サクラ

おおかた、私を退治しようとしてるってとこじゃろ？

サクラ

そのうえで結界を引かせてもらったぞ

桜雅

・・・

サクラ

ふふ、図星・・・かの？

優奈代

なんで・・分かったの？

サクラ

神霊を侮るでないぞ、娘

サクラ

それに私は死しても娼妓

サクラ

駆け引き、心の読み取りなぞ造作もないことよ

桜雅

聞きたいことがある。何故人を傷つける？

サクラ

ふふ、傷つける？何を言うておる？

桜雅

事実だろ

サクラ

・・お主ら、お互いを想いあってるのじゃろ？

サクラ

何故告らぬ？何故叶えぬ？

アイミ

何の関係が・・？

サクラ

私は「手助け」をしたいだけじゃよ？

サクラ

想いが叶わぬことなんて悲しい

サクラ

昔に比べたらおなごの恋など自由にできるのに・・

優奈代

もしかして・・

優奈代

女の子の恋を叶えたいだけ・・なの？

サクラ

まぁそうじゃの

桜雅

いや、ならば、傷つける必要はないだろう？

サクラ

おやおや、何を言うておる？

サクラ

別れるのなら当然じゃろ？

佑希

え？なんで？個人の自由じゃん

サクラ

別れることは悲しい、そんなの許せるわけなかろう

サクラ

私は「はっぴーえんど」を望むだけじゃよ

アイミ

つまり、女の子の恋を叶えるために

アイミ

男の子側の気持ちを無視して恋愛成就させたり

アイミ

別れようとしているカップルを別れさせないようにしているのね

サクラ

ふふ、まぁそういうことじゃな♪

佑希

なら俺達を閉じ込めたわけは？話しかける必要もなかったんじゃねぇの？

サクラ

個人的に興味があったのでな♪

サクラ

それに、さっきも言ったじゃろう？

サクラ

「お主らお互いを想いあっている」とな

桜雅

？！・・・あ

佑希

・・・

優奈代

お、桜雅君？佑希君？

桜雅

ねぇ、優奈代・・

優奈代

ん？

桜雅

好き・・

優奈代

へ？

桜雅

好きだよ、優奈代

優奈代

ふぇ？！急にどうしたの？！

桜雅

ダメ？俺は、ダメなの？

優奈代

い、いや、だめじゃない・・けど・・

サクラ

ふふ、初々しいのぅ♪

アイミ

な、なにこれ？桜雅君、こんなキャラじゃないような・・

優奈代

これ絶対何かしたよねぇ？！

桜雅

？俺は何もしてない・・

優奈代

え？あぁ、うん、そうだね・・

サクラ

ちょいと後押ししただけじゃよ♪

サクラ

ええのぅ、ええのぅ

サクラ

新しい推しかぷ・・

優奈代

え？！何？！

サクラ

なんでもないぞ？

サクラ

それ、お主も素直におなり？

佑希

・・・アイミ

アイミ

？！

佑希

アイミは・・俺のことは好き？

アイミ

うぇ？！

佑希

ねぇ、どっち？

アイミ

・・・

サクラ

おや？素直にはならんのか？

サクラ

強情じゃのう？知っておるぞ？

サクラ

お主もこの者を好いておるのじゃろ？

アイミ

そうだね・・・

サクラ

ならよいのではないか？そのまま

サクラ

付き合うてしまえばよかろう？

佑希

アイミ・・？

アイミ

そうだね・・それがいいのかもしれない

アイミ

でもごめんね、佑希君

佑希

？

アイミ

私は

アイミ

「こんな形を望まない」

サクラ

？！

アイミ

貴女の思い通りに行くつもりはない

アイミ

それを望むことはできない

サクラ

・・・何を

アイミ

分からないの？

アイミ

こんな形で実っても意味はないよ

サクラ

・・・

サクラ

（この娘・・）

アイミ

だから、私は応えられない

リン

うん！よく言った！

サクラ

？！

リン

ほいっと)))ペタ

サクラ

あ、あぁああああ！

優奈代

あ、戻った！

サクラ

貴様・・！

桜雅

ん？・・な、何で俺優奈代とこんなちけぇの？！

優奈代

あ、戻った・・

佑希

え？何？どういうこと？

優奈代

あ～、こっちの話

サクラ

・・・動かぬな、捕縛の札か？

リン

違うよ～、一時的な力の封印

リン

神霊様にも効果抜群かな？

サクラ

・・そうじゃな

優奈代

な、なんとかなったぁ・・

リン

・・・ねぇ、女神様

サクラ

なんじゃ？封印するなら早くしとくれ

リン

女神さまはさ、恋の駆け引きは嫌い？

サクラ

恋の駆け引き、か？

サクラ

別に嫌いではないが・・

リン

ちょっとさ、少女漫画読んでみない？

サクラ

しょうじょまんが？

リン

ちょっと待ってね、今おすすめのを・・

アイミ

何しようとしてるの？

佑希

説得？

アイミ

かなぁ？

～女神様読了後～

サクラ

お、面白いのぅ！

サクラ

主人公の気持ちがよく伝わってきたぞ！

リン

でっしょ～？

サクラ

特にこの男側の恋人に対する描写が・・

サクラ

・・そのために読ませたのか？

リン

ん？何のこと？

サクラ

・・・なるほどな、恋に男も女も変わらぬのか

優奈代

そうだよ！変わらないよ！

サクラ

そうか・・

リン

実るも実らないも、本人たち次第

リン

だからこそ、実った時の幸せは深い

サクラ

・・・・

リン

女神様、「見守る」じゃだめ？

サクラ

「見守る」か・・無理じゃの♪

リン

え～？

サクラ

私は口出しはしたいのじゃ♪

サクラ

行く末を見守るのはよいが、黙っておることはできぬ

リン

じゃあ相談役ならOK？

リン

もう大人しくしててくれる？

サクラ

おん♪相談役なら任せなされ♪

優奈代

な、なんか解決したね・・

桜雅

少女漫画で解決したな

サクラ

そうじゃ！それ！

桜雅

急に大声

サクラ

また見せとくれ！しょうじょまんが！

佑希

あ、じゃあ今度俺の貸しますよ！

サクラ

本当か？！明日か？！

佑希

明日で！

サクラ

たがえるでないぞ！佑希！

佑希

ういっす！

優奈代

勢いすごぉ・・

リン

ふふ～ん！あたしのお手柄だね！

桜雅

これは本当にそうですね、お疲れ様です！

リン

もっと褒めて～♪

優奈代

偉いですね～先輩！

リン

ふっふっふ！

桜雅

あれ？アイミは？

優奈代

あ、なんか先に教室に行ってるって

佑希

じゃあ、俺らも向かうか

アイミ

はぁ・・

やっぱりみんなは凄いな・・

アイミ

私には止めることも

アイミ

説得することも

アイミ

前に進むこともできない

アイミ

本当・・

ウラヤマシイな

アイミ

あ・・・

アイミ

ダメダメ

アイミ

こんなこと思っちゃダメ！

本当に？

アイミ

・・・

アイミ

だって、こんなの・・

こんな自分が嫌

アイミ

皆の事、羨ましくて

アイミ

置いて行かれる気がして

アイミ

でも何も進もうとしない

アイミ

それなのに

アイミ

「気付いてほしい」なんて・・・

アイミ

本当

イヤになる・・・

アイミ

・・・

アイミ

早く教室に行かなきゃな

アイミ

待たせたら悪いし・・

アイミ

・・・ん？

？？？

・・・あ

？？？

こんにちは、お姉さん

アイミ

（この子・・中学生？）

アイミ

（うちの制服着てないけど）

アイミ

えっと、こんにちは

アイミ

貴方は・・えっと・・

？？？

・・・

？？？

お姉ちゃんに、会いに来たの

？？？

でも、高等部に入るのは初めてだから

？？？

道に迷っちゃって・・・

アイミ

あ、そうなんだ・・

アイミ

じゃあ私が案内するよ

？？？

本当？！✨ありがとう！

アイミ

お姉さんって、何年生？

？？？

えっと・・一年生だったと思う！

アイミ

じゃあここら辺の教室かな？

アイミ

お姉さん、部活とかは？

？？？

入ってない

？？？

でも、よく学校に残ってるって聞いた

アイミ

そうなんだ・・

アイミ

う～ん、もしかすると図書室ｎ

？？？

あ！

アイミ

ん？どうしたの？

？？？

今この教室にいた気がする！

アイミ

え？本当？

？？？

うん、でもなんか・・

？？？

ここ入るの怖いなぁ・・

アイミ

（そう言えばここって・・）

アイミ

分かった、私も一緒に行くよ

？？？

え？！いいの？

？？？

・・・誰か待ってたりするんじゃないの？

アイミ

・・・ううん

アイミ

大丈夫、別にいいよ

ガラガラガラ

？？？

う～ん？

アイミ

誰もいない・・？

？？？

おかしいな・・

？？？

いたと思ったのに・・

？？？

あ・・そうか！

アイミ

ん？

？？？

「お姉さん」がまだここにいるからか

アイミ

・・・え？

)))ドン

アイミ

わっ

アイミ

)))ドサッ

？？？

あ、「お姉ちゃん」！

アイミ

？！

？？？

ここにいたんだぁ！

？？？

もう！)))ギュウッ

アイミ

え・・？

？？？

私、めっちゃ探したんだよ？

？？？

ねぇ、お姉ちゃん？

アイミ

？！

アイミ

あ・・あ・・

アイミ

ご、ごめんなｓ

？？？

ん～？どうかしたの？

？？？

お姉ちゃん

アイミ

わ、私・・私・・

？？？

あはっ

？？？

疲れちゃってるんじゃない？

？？？

最近いろんなことあったもんね～

？？？

ねぇ、お姉ちゃん？

アイミ

ご、ごめんなさい・・

アイミ

わ、忘れてるつもり・・なくて・・

？？？

分かってるよ？お姉ちゃん

？？？

でも・・もういいでしょ？

アイミ

え・・？

？？？

もう、こっちに戻っておいでよ

アイミ

も・・ど・る？

？？？

・・・なぁんだ

？？？

それは、忘れてるんだ

？？？

じゃあいいよ、眠ってて

アイミ

？！

？？？

あ～暴れないで

アイミ

（なに？！なに？！）

アイミ

（・・あ・・も・う・・だｍ）

アイミ

・・・スース―

？？？

ふふ

？？？

おかえり、お姉ちゃん

？？？

早く？☆♡♪％＆から

リリエン

おかえりなさいませ！

リリエン

やっとこの話を書き終えた・・

リリエン

どうやって納得させようと悩んだんですよね～

リリエン

では女神さまのお姿＆設定公開！

リリエン

こちらが女神様のお姿です♪

リリエン

元娼妓らしくキセル持たせてみました♪

リリエン

続いて設定！

サクラ

サクラ。紫水学園七不思議五番目。
人に危害を加えていたのは「別れさせたくないため」

サクラ

昔の一級娼妓。元から人を引き付けるカリスマ性や心を掴む術を心得ていたが、とある夜の火事により命を落とす。それからその地の怨念となってなっていたが、月日の長さにより冷静さを取り戻し、霊力を高めて神霊のレベルとなる。

サクラ

以来とりあえず傍にあった桜の木に宿る霊となり、紫水学園ができてからずっと生徒を見守り続けてきた。桜の木の下で告白した女子生徒を見て、今の恋の状況を知り、それを叶えようとする存在になる。リンの説得？により、現在は相談役として男女問わず恋の相談に乗っている。たまに佑希が持ってくる少女漫画を読んでいる。

リリエン

少女漫画とかしばらく読んでませんねぇ・・

リリエン

昔買ったシリーズもう一回読もうかな・・

リリエン

さて今回はここまでです！

リリエン

ここまで読んでくださりありがとうございました！

リリエン

また535タップお疲れさまでした！

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リリエン・クローバー

プロフィール

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