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いふ君の体調不良。

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いふ君の体調不良。

1 - いふ君の体調不良。

♥

1,250

2022年03月05日

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しゅが❐

今回は

しゅが❐

まろにきで
いふ君が体調不良になる話です。

しゅが❐

どうぞ⤵︎ ︎

ピピピとアラームが聞こえる。

朝が来たらしい。

if🤪

ん~まだ眠い…

むにゃむにゃと呂律が回らない口でそう呟く。

ごろんと寝返りを打ち布団を頭から被り隠れるように潜り込む。

無視をしようとしても耳に響くアラーム音。

if🤪

んん~、も~

仕方がなく手を伸ばす。

ちゃんと起きられるように手に届かないところにいつも置いている。

届かない。

if🤪

はぁ~‪~

if🤪

……起きるか

そう決心し少し伸びをしてから起き上がりアラームを止める。

窓から差し込んでいる光が見える。 今日は晴れみたいだ。

if🤪

今日の朝ごはん何にするかな

if🤪

目玉焼きもいいけど…

そう呟いてベットから降りようとした。

視界がぐらっと揺らぐ。

if🤪

あれ…

立ち上がったばかりのベットにまた倒れ込む。

if🤪

if🤪

なんで…?

天井を見つめながらそう呟く。

if🤪

……ヘックシュッ

if🤪

if🤪

風邪か…?

風邪をひくなんて何年ぶりだろう。

体温計を取り出し測ってみる事にした。

ピピッ。

if🤪

……39.8℃…!

if🤪

if🤪

そりゃふらふらする訳やんな

体温計をしまい、会社に電話をしなきゃと思う。

頭も痛くなってきた気がする。

立ち上がり携帯を取る。

if🤪

通話終了

通話
00:00

if🤪

もしもし、風邪を引いてしまったみたいで、----------------

if🤪

申し訳ございません、失礼します

if🤪

通話終了

通話
03:02

自分から後ろのベットにボスッと倒れ込む。

if🤪

んん~

if🤪

もうご飯を食べる気力すら無くなっていた。

心細い、何故か泣きたくなる。

if🤪

あにき……

無意識に呼んだ名前は彼だった。

自分の気持ちが届かないことなんて分かっていても。

体が思う様に動かない。

頭痛は酷くなっていくばかりでジクジクと頭を支配するように広がっていく。

だんだん意識が遠くなっていくのを感じる。

彼に会いたい。

if🤪

あにき、会いたいよ

瞼がだんだん下がって来るのを感じる。そして目の前が暗くなる。

いれいすメンバーのグループLINE

悠佑🦁

なぁなぁ、

ないこ🍣

なになに?

りうら🐤

どしたの~?

悠佑🦁

なんかifおかしい気がすんねんけど

ないこ🍣

え?どこが?

ないこ🍣

別に変わったとこない気がするけど

りうら🐤

うん、りうらもそんな変じゃないと思う

悠佑🦁

え、分からん?

悠佑🦁

いつもだったらTwitter浮上しとるころやで

いむ💎

え~いふ君だって浮上しないこともあるでしょ

初兎🐇

うん、俺もそう思うわ
悠くんの気にしすぎとちゃうん?

悠佑🦁

いや

悠佑🦁

絶対おかしい

りうら🐤

ええ~、そう?

悠佑🦁

だってこんなこと滅多にないやん

ないこ🍣

確かにあんまり無いかも

初兎🐇

そうかな~

悠佑🦁

そうだろ

悠佑🦁

今も既読して無いねんからさ

いむ💎

まあ…確かにね?

りうら🐤

う~ん、そんなに気になるなら家行ってみたら?

悠佑🦁

そうするか~?

初兎🐇

まあ元気だったら会社にいっとるころやしな

りうら🐤

そっか家に居ないかもしれないのか

ないこ🍣

いなかったら元気って分かるし丁度いいんじゃない?

いむ💎

ないちゃん天才か…!?

悠佑🦁

ん、じゃあちょっと行ってみるわ

ないこ🍣

りょうか~い

初兎🐇

は~い、何かあったらちゃんと教えてな?

悠佑🦁

おう

悠佑🦁

分かっとるよ

悠佑🦁

…電車に乗るのなんて久しぶりやな

最後に彼の家に行ったのはかなり前だと気づく。

駅員

まもなく出発します

窓の外を眺めながらそのアナウンスを聴く。

列車がガタンゴトンと音を立てて動き出した。

本当に、ただの気にしすぎなのだろうか。

流れていく街を眺めそう思う。

駅員

次は〇〇~、〇〇~

駅員

お降りの際は十分足元に----

降りる駅だ。

道はハッキリと覚えている。

悠佑🦁

次はここを曲がって…

見えてきた、あの家だ。

彼の家のドアの前に立つ。

悠佑🦁

ここ、だよな

念の為表札を見て 合っているのを確認する。

少し躊躇ってから手を伸ばしてインターホンを鳴らす

ピーンポーン、ピーンポーン

チャイム音だけがやけに響く。

悠佑🦁

……

悠佑🦁

いない…のか…?

悠佑🦁

……

悠佑🦁

……

しばらく待って見るがもの音すらしない。

悠佑🦁

本当にただの勘違いだったんかな…

悠佑🦁

ま、元気なのはいい事やしな

もう用事はない。

でも、帰る気になれなかった。

悠佑🦁

少し考えてからそろりとドアノブを引っ張って見る。

ガチャ

控えめに音を立てて開いた。

悠佑🦁

開い…た…?

彼は几帳面だからこんなことは絶対ないはず。

嫌な予感がする。

悠佑🦁

…まろ!

考えるより先に靴を脱いでいた。

彼の部屋へ急いで向かう。

if🤪

スゥ、スゥ…

悠佑🦁

----…!

if🤪

んん…

彼の声が聞こえた気がしてなんとなく目が覚めた。

if🤪

ふわぁ…

よりによって彼の幻聴なんてと少し笑ってしまう。

どれくらい眠っていたのだろうと時計を見るが2、3時間らしい。

if🤪

はぁ~あ、

まだ頭はジクジクと痛むし、視界はグラグラしている。

if🤪

あにき…

何故か目が潤んでくる。

熱せいで感情のコントロールが効かない。

if🤪

我ながら馬鹿やと思っとるけどな

涙を拭いそう呟いてみる。

無意識に寝てたみたいだけど全然良くなっていない。

体は思う様に動かないままだ。

ドタドタと足跡が聞こえる。

if🤪

……?

身構えようとするが体は上手く動かない。

怖い。

ドタドタドタドタ。

その足跡はいよいよ扉の前まで来た。 バンッと勢いをつけて扉が開く。

if🤪

ビクッ

悠佑🦁

っまろ!

if🤪

え…?

if🤪

あに、き…?

信じられない。

熱のせいで目までおかしくなってしまったのだろうか。

悠佑🦁

…良かった!

悠佑🦁

なんともないみたいやな

彼は何を心配してくれているのだろうか。

分からないが彼がここに居ることがとても嬉しくて。 目がどんどん潤んでくる。

落ち着け、泣くな。

if🤪

えと…俺はただ風邪引いた、だけだよ

やばい、少し涙声になってしまった。

悠佑🦁

……

悠佑🦁

、、まろ

自分に向かって手が伸びてくる。

if🤪

…?

彼は俺の体全体を包むように抱きしめた。

そっと優しく。

if🤪

…?!

何が起きたか理解出来ない。

悠佑🦁

…よしよし

抱きしめながら頭を撫でた。

小さい子をあやす様に優しく。

if🤪

ッッ

我慢できなかった。

涙が頬を伝う。

if🤪

…!

if🤪

これッは、違ッ

慌てて抑えようとしたがもう遅い。

悠佑🦁

大丈夫やから、

悠佑🦁

その言葉で一気に溢れる。

if🤪

グスッ、うぅぅぅ、ッ

if🤪

あに、ッき

こんなに子供みたいに泣いてダサいと思うが止まってはくれない。

悠佑🦁

うん、よしよし

彼は暖かくてじわじわと温もりが伝わる。

彼の背中に回した自分の手に力が入る。

if🤪

うぅぅッ、あにきッ

if🤪

if🤪

好きッ、大好きだよッ

if🤪

あにきが
グスッ

if🤪

好きッ

何を言っているのだろう。 自分でも訳が分からなくなる。

if🤪

ッ愛してる

あぁ、彼を困らせたく無かったのに。

ずっと隠し通すと決めていたはずだったのに。

悠佑🦁

……

無言、答えはでた。

なんて俺は馬鹿なのだろう。

if🤪

…グスッ

if🤪

……あにき…

if🤪

困らせてごめん、返事はいr

悠佑🦁

なぁまろ

悠佑🦁

よく聞いてな?

彼はその先の言葉を言わせないとでも言うように被せて言う。

if🤪

え…

if🤪

…何…?

悠佑🦁

………

悠佑🦁

俺はな、ずっとまろだけをみとんのよ

if🤪

…?

悠佑🦁

他の奴と楽しそうにはなしてるまろも

悠佑🦁

ちょっと落ち込んでるまろも

if🤪

あ、え

悠佑🦁

酒飲んで楽しそうにしてるまろも

悠佑🦁

仕事で理不尽な事されてちょっと苛立ってるまろも

悠佑🦁

ずっとずっとず~っと

悠佑🦁

みてたんよ

彼はそう一息でいいチラリとこちらを見る。

if🤪

えと、

悠佑🦁

だから

悠佑🦁

勝手に1人で終わらそうとすんなよってこと

悠佑🦁

俺も好きだよ
まろ

悠佑🦁

愛しとる

if🤪

あ…

if🤪

あにきが、俺のことを?

悠佑🦁

おう

if🤪

本当に……?

悠佑🦁

だからそう言っとーやん?笑

if🤪

~ッ!

if🤪

あにきッ!

if🤪

まろも、まろも!愛してる!!

if🤪

うぅぅぅッヒッグ

if🤪

まりょ生きててよかったぁぁグスッ、ヒッ

悠佑🦁

あ~あ~あ~笑
よしよし

そう言って彼はまた優しい手つきで頭を撫でてくれる。

俺はぎゅっと抱きしめる。

今の俺は世界一の幸せ者だ。

悠佑🦁

まろ

悠佑🦁

俺も、生きててよかったよ

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