二人だけの秘密基地。

本当に、隠し事、多いな。俺。

リスカだってみんな気持ち悪がって離れていくの。慣れてきた。慣れなきゃいけない。

だけど、君は違う。みんなと違う。

君は、気持ち悪がらないし、否定もしない。

まるで俺は認められているような感覚になった。

でも、現実は残酷で、病気は悪化するばっかり。手首の傷は日に日に増えてってる。精神は乱れ、心の底から死にないなんて毎日考えてる。

最近、赤くんが悩んでいる気がする。どうしたんだろ。

口数も減ったし、何より顔色が悪い。

もう少し様子見てよ、

何日たっても何日たっても、病気は悪化してゆくばかり。誰とも話したくない。そんなネガティブ思考。いつからなのか。俺の未来に希望は無く、ハイライトは消えていく。

顔色がますます悪くなってる。 体調悪いのかな？ それに、真夏なのに長袖、 あやしい

目は死んだ魚みたいな目してるし、

それに、こうゆう病気とかリスカとか、病み系の質問も良くされるようになった。

そして、ある日、こんな質問をされた。

正直答えたくなかった。もし、僕が答えて、赤くんにとって、何か、精神が病むような事をいってしまったら？でも、答えなきゃ、

これはどうなんだろう、

秘密が一つ。増えました。

俺が爪ピをしていること。

まぁ、爪ピにたいしての偏見があるひとも居るから青ちゃんにも言わないけど。

君にはなんの秘密があるの、 何を隠しているの、 偽りの性格と顔は見飽きたよ。

涼しいくらいで丁度いい風の強さと、光輝く太陽は、君を照らし、青色の髪をなびかせた。

さっきからなにいってんだろ、夏の嫌なとこ？

なんか安心している自分が居る…！

本当はBLも百合もちょっぴり苦手なんだよね。

脈あり？！なのかな？(?)

いっちばん触れてほしくないとこ触れられたー死んだー終わったー

もしかしてだけど、バレた!??

は？

次の日、朝6時。俺は屋上へ向かう。

がちゃ

ドアを開けたその先には

青くてさらさらな、風になびいている青髪。空のような青さをした青色の瞳。

透き通るほど綺麗で白いはだ。 こちらに気づいて笑顔を浮かべた。

そんな君を見た俺の第一声

「きれい。」 ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ 「汚い。」

俺とは真逆。

声は透き通っていて、

みとれてしまう。

そんな君は質問してきた。