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数年後。2人が大学生になったころ。
そらね
そらねちゃんは周囲をキョロキョロと見渡すが、今日はパパの気配が全くしない。
それもそのはず、家では今頃そらちゃんが「ジェジェ、今日はお昼寝しよ?」と、彼を腕枕でガッチリ封印している最中なのだから。
大翔(彼氏)
彼氏くんがそらねちゃんの腰をグイッと引き寄せる。いつもならジェジェの殺気が飛んでくる距離だが、今は穏やかな風が吹くだけだ。
そらね
そらねちゃんは顔を赤らめ、彼氏の胸に顔を埋めた。
一方、別の場所でデート中のそら真くんも、かつてないほど大胆になっていた。
そらま
そら真くんは、彼女を噴水の陰に連れ込み、パパから教わった「執事の紳士的な振る舞い」を半分かなぐり捨て、情熱的なキスを交わす。
ひまり(彼女)
そらま
そらね
そらねちゃんが彼氏の耳元で囁く。パパが聞いたら発狂しそうな、甘い誘惑の声。
大翔(彼氏)
若者たちは、自分たちの力で「愛」を楽しむ悦びを知り、一気に大人への階段を駆け上がっていく。
……その頃、自宅のベッドの上。
ジェジェ
そら
そらちゃんは、ジェジェの胸を押し戻し、必死の形相で「パパ卒業試験」の成立を守り抜こうとしていた。