テラーノベル
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主
主
主
主
主
主
巨大な転送門が、青白く脈動していた 俺たちは、その前に突っ伏している
リオレン・ヴァルドリス
門の向こうに広がるのは、誰も戻ってこない異空間 恐怖とはまた違う なんとも言えない感情に押しつぶされそうになる
帝国兵
帝国兵
帝国兵がつまらなさそうに言い放つと 面倒くさそうに向こうに行った 足音が、だんだんと遠ざかっていく
セリオン・カイラン
リオレン・ヴァルドリス
リオレン・ヴァルドリス
リオレン・ヴァルドリス
セリオン・カイラン
セリオン・カイラン
セリオン・カイラン
ノアが小さな銀の鍵をポケットから取り出した瞬間 その金属の煌めきに、思わず目を見開いた
リオレン・ヴァルドリス
リオレン・ヴァルドリス
ノア・ケイレン
セリオン・カイラン
珍しく、セリオンまでもが声を荒げる そこで、ノアは少し驚いた表情をしているが すぐに笑顔に戻って落ち着いた声で答えた
リオレン・ヴァルドリス
リオレン・ヴァルドリス
リオレン・ヴァルドリス
セリオン・カイラン
リオレン・ヴァルドリス
セリオン・カイラン
セリオン・カイラン
ノア・ケイレン
ノア・ケイレン
ノア・ケイレン
リオレン・ヴァルドリス
セリオン・カイラン
ノア・ケイレン
ノアが呟いたその時……
___カンッ、カンッ
重く、均等な足音が廊下に響く トレヴァスへ繋がる門の前に、その男は現れた 黒衣に身を包み、衣服と髪で素顔を隠した異質な存在 さっきの兵士とは比べ物にならない威圧感
??
??
ノア・ケイレン
ノアが手にした鍵を掲げると 表情が一瞬揺れた気がした
??
男の声は低いまま だが、その感情が怒りには聞こえない 何かを確認するような、納得するような響き
リオレン・ヴァルドリス
セリオン・カイラン
セリオン・カイラン
??
??
リオレン・ヴァルドリス
リオレン・ヴァルドリス
セリオン・カイラン
攻撃は、一見激しいように見えるが 決して致命傷を与えない 逆に隙を作るような絶妙な加減だ
そして、わざと俺たちの攻撃をかわし 最終的には小さな隙を見せた
??
セリオンがその隙を突くと、男は倒れ込む
ノア・ケイレン
やったか?と喜んだのも束の間 男はニヤリと笑い、静かに言った
??
??
そういうと、男はスッと消えた まるで戦いなど無かったかのように
リオレン・ヴァルドリス
ノア・ケイレン
ヴ-ヴ-ヴ-ヴ-ヴ-
リオレン・ヴァルドリス
振り返ると、警報の音が響く方向とは別の方角から 煙が立ち上がっているのが見えた
セリオン・カイラン
セリオン・カイラン
ノア・ケイレン
ノア・ケイレン
リオレン・ヴァルドリス
帝国兵
無我夢中に逃げ回っていた俺たちは 途中、運悪く帝国兵に見つかってしまった
リオレン・ヴァルドリス
リオレン・ヴァルドリス
セリオン・カイラン
ノア・ケイレン
リオレン・ヴァルドリス
ノア・ケイレン
リオレン・ヴァルドリス
もうすぐそこまで帝国兵が迫っている そんな焦りを抱えながら 辺りを見渡して、必死に逃げ道を探す
リオレン・ヴァルドリス
セリオン・カイラン
リオレン・ヴァルドリス
ノア・ケイレン
セリオン・カイラン
セリオン・カイラン
ノア・ケイレン
ノア・ケイレン
ノア・ケイレン
リオレン・ヴァルドリス
セリオン・カイラン
セリオン・カイラン
リオレン・ヴァルドリス
ノアは少し驚きつつも冷静に鍵を回す カチッ、と小さな音がして、門がゆっくりと開き始めた
ノア・ケイレン
リオレン・ヴァルドリス
リオレン・ヴァルドリス
リオレン・ヴァルドリス
潮の香りが湿った空気に混ざって、鼻をくすぐる 俺たちは息を潜めながら闇に紛れて前へ進む 脱出直後の心臓の鼓動はまだ早い
辺りを見渡すと、酒を飲んでいるガタイのいい男 黒いローブに包まれた怪しげな男 いろんな奴がいる だがそんな中、ひときわ目立つ一人の男がいた 潮風に揺られながら、静かに煙草を燻らせている
ノア・ケイレン
ノア・ケイレン
リオレン・ヴァルドリス
ノア・ケイレン
ノア・ケイレン
リオレン・ヴァルドリス
リオレン・ヴァルドリス
リオレン・ヴァルドリス
セリオン・カイラン
ノア・ケイレン
リオレン・ヴァルドリス
セリオン・カイラン
セリオン・カイラン
ノア・ケイレン
リオレン・ヴァルドリス
セリオン・カイラン
セリオン・カイラン
セリオン・カイラン
ノア・ケイレン
セリオン・カイラン
リオレン・ヴァルドリス
ノア・ケイレン
ノア・ケイレン
何も変えられない___ その言葉に反応するように、男が急に近づいてくる
リオレン・ヴァルドリス
セリオン・カイラン
低く、落ち着いた声が路地裏に響く
??
??
??
俺とセリオンが少し身構える中 男は煙草の火を指先で揉み消し、微笑んだ
シャヴィ・トレヴァ
シャヴィ・トレヴァ
シャヴィ・トレヴァ
シャヴィ・トレヴァ
リオレン・ヴァルドリス
シャヴィ・トレヴァ
セリオン・カイラン
シャヴィ・トレヴァ
シャヴィ・トレヴァ
セリオン・カイラン
セリオン・カイラン
シャヴィ・トレヴァ
シャヴィ・トレヴァ
セリオン・カイラン
セリオン・カイラン
シャヴィ・トレヴァ
痺れを切らしたのか、少し低めの苛ついたような声で鋭く詰め寄る
セリオン・カイラン
その言葉に、シャヴィ・トレヴァはようやく一息ついて 懐から折れかけた煙草を取り出した 火を点けず、指で弄びながら言う
シャヴィ・トレヴァ
ノア・ケイレン
シャヴィ・トレヴァ
シャヴィ・トレヴァ
シャヴィ・トレヴァ
リオレン・ヴァルドリス
リオレン・ヴァルドリス
シャヴィ・トレヴァ
港の鐘が、微かに遠くで鳴った 俺たちは無言で顔を見合わせ、シャヴィ・トレヴァの背中を追い始めた
主
主
主
主
主
主
シャヴィ・トレヴァ
主
主
主
主
主
主
主
主
コメント
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続き、楽しみにしてます!