この作品はいかがでしたか?
252
この作品はいかがでしたか?
252
蒼
蒼
蒼
蒼
蒼
If君
やけに落ち着いたような声の彼
近づきたくない
関わりたくないはずなのに
自然と足が彼に向かっている
悠佑君
If君
彼の目の前に来た時突然足が震え始めた
If君
気づいたら俺は彼の胸の中にいた
悠佑君
全身ががたがたと震える
でも何故だろう
妙に心地よかったのは
怖い
嫌
嫌...?
If君
耳に彼の重い吐息がかかる
If君
彼と居て
怖いはずだ
嫌なはずだ
視界から遠ざかってしまいたい
そうだったはず
言葉に出せない
体がそう発するのを拒否している
悠佑君
きっと変な声が出てしまっただろう
頭が真っ白だった
If君
明るい口調で何かを我慢するように言った
彼の体から俺の身が離された
If君
彼が悲しそうな顔をする
If君
頬に手を当てた
ほんのりと熱を持ち
濡れていた
If君
そういう彼の目も潤んでいる
悠佑君
泣いている彼を見ていたくなかった
彼の頬に手を当てて涙を拭き取った
If君
怖い
そういう感情は湧いてこなかった
どこか
どこか懐かしいような感じ
悠佑君
俺の体は彼にくっついていた
誰かの人肌が恋しかったから?
彼に触れたかったから?
彼のことが嫌いなはずなのに?
いくら考えても答えは出せないままだった
好き
か
嫌い
で言ったらまだ嫌いな方によってしまうだろう
悠佑君
If君
悠佑君
If君
蒼
蒼
蒼
蒼
蒼
蒼
蒼
蒼
蒼
蒼
蒼
蒼
蒼
コメント
2件
なんか続きそう((o(。>ω<。)o))