義理の兄が好きな人でした 【好きな人でしたシリーズ-中学編-】

今日はなんやかんやあって

一日が終わっていった

私は腕に傷をみつめた

絆創膏を貼るの忘れてしまってそのまま放置してしまった。

今はもう23時

眠くなってきた。

私の耳元で聞こえたのは…

シャーペンの走る音だ

隣の部屋は晃希くんの部屋

晃希くんは来年から受験生だから、早速勉強に取り組んでるんだ

私の口からぽろり

晃希くんはおふざけキャラかと勝手に勘違いしてた

けど…

真面目にしてるんだな

ちょっとなら 覗いてもいいよね 。

こっそりこっそりと晃希くんの部屋を見つめる

晃希くんは眠そうに勉強に向かってた

わたしにできること…

そんなのやったってどうせ、邪魔になってしまう

私が邪魔なのは知ってるよ

これは小学生の時

私は友達Bちゃんが大好きだった

幼稚園からの幼なじみ

だけど最近、 イツメンというものが出来て距離を感じていた

A.B.私…あともう一人

もう一人の子は休みだった

Aちゃんはわざと私の友達に距離を近づかせる

私の友達をなくそうとしていた

そんな事考えてたら、私も遊びに参加したくなった

私はその言葉にズキッと刺さった。

私…やっぱ二人で遊んでいたいよね

ごめんなさい

参加して割り込んじゃって

その言い方は…そう思ってるだ

私は辛いまま 3人と遊んだ。

小学校 中休み

一人でいた私。

ちらっと教室を見渡すと、AとBがコソコソとしていた

なんだろう

何してるんだろう

と思って見てみた。

わたしはその言葉が針のように刺さった

こんなに傷ついたの初めて

仲間外れにされたような気分

別に私今日塾だから行けないのに…

見せたっていいじゃん

そんな省き方されても傷つくだけじゃん

二人でいたいのはわかる

でも、それは傷つくよ―――

私が自分の席に戻ったあと

楽しそうに話してｯ…

もう一人のイツメンの子が居たら…

きっと 助けてくれたのに…

あの日からもう

学校に行くのが怖くなった

私以外のイツメンは中学受験生で…

馬鹿にされたりした。

見比べないでよ

貴方達にとっては簡単だろうね

でも、 こっちにとっては普通なんだって

…そんな時好きな人に逃げたかった

実はこの時も―――『晃希』君が好きで

でもね

もう卒業しちゃったから逃げ道がなかったの

もう… 早くクラス替えしたい

そしてクラス替えの日、 幼なじみのBちゃんだけ 同じクラスだった

嬉しかった

邪魔者が居なくなったから

でも Bちゃん

親友ってそんな簡単に作れるの？

それって『新』しい『友』だちじゃないの？

とか言い出して

じゃあイツメン作るなよ

合わせるのも疲れてるの

私は…貴方だけだったのに

すると、 Bちゃんもコソコソ話を始めた

はぁ…

早くみんなと別れたい

みんなと別の中学でよかった

その事を考えるといきなり頭が痛くなった

ﾊﾞﾀﾝ…