流星群の夜

昨日投稿してなくてごめぇぇん！

どぞどぞ！！ あ、コンテスト作品今日一気見します！

この作品シクフォニ退所話題結構出ます

⚠️注意⚠️ ･nmmn注意 ･キャラ崩壊注意 ･リスカ、OD表現注意 ･初期組しか出てきません ･通報しないで欲しいです ･運営さん愛してます

深夜の社長室に 血か涙が分からない液体が落ちる

画面いっぱいに写ってるのは いれいすのアンチや違反行為の数々

情報開示請求や運営報告 並べてるだけで頭が痛くなるような 難しい言葉

右腕には赤い線が無数にあり 資料を見れば涙と血で濡れた跡がある

そうして朝が来て

あたかも今出勤したかのように演じる

本当は近くのビジホに泊まっただけだけど

いつも真っ先に挨拶してくれてた らんらんの姿は見当たらず

シクフォニメンバー全員の机には ｢お世話になりました｣の文字と名札が 置いてあった

溜まっていく涙を必死にこらえ、 社長室へ向かった

勿論、シクフォニ退所に関しては 応援したいと思ってる

でも、自分を責めてしまう

シクフォニが抜けた理由は俺の落ち度も 入ってるんだと思う

俺が頼りないから。俺が臆病だから。

俺との関係を切ったら更に上を目指せる そう確信したんだろう

はっきり言うけど、最近の歌い手活動は あまり楽しいとは思えてない

前までは何があるか分からなくて 分からないことは調べて先輩方に聞いて

楽しく出来てた

でも今はこの後何があるかの展開は テンプレ化したし

聞く側から聞かれる側になった

企画内容、サムネだって同じになったし

配信内容も特に凝ってはない

街中に僕らが飾られるくらい 有名になったことは嬉しい

だけどそれとは裏腹に過去に戻りたい 自分がいる

まだ無名の時、まだキラキラしてた時 そんな時に戻りたい

今のいれいすは俺以外は輝いてると思う

他メンはリスナーを笑顔にさせることも 大好きのままだ

だけど俺は違う

他メンはキラキラしてても 俺は暗いまま

他メンはリスナーの声を聞くけど 俺はアンチの声を聞く

他メンは前を向き続けるけど 俺は後ろを向き続ける

今でも楽しいってずっと言ってる他メン 今では苦しいってずっと言ってる俺

アイツらとは真逆のことをしてて

アイツらは程遠い存在になった

自暴自棄になっていっぱい切った いっぱい薬を飲んだ

次第にふわふわしだして自分なんて どうでも良くなる

最後にカッターを喉に一刺し、

出来なかった。度胸がなかった。

もう死にたいのに、消えたいのに。 僕は

あの後結局自我を取り戻して 何事も無かったかのように仕事をした

あたりは暗くなり、社長室だけ光が灯る

ガラス張りの壁から外を見れば 眩い位の星が空から顔を出していた

今日は流星群らしく 流れ星が無数に落ちている

下を覗けば 家族が笑顔で空を見上げていて

5歳くらいの子供の顔は 希望に満ち溢れていた

反射して写っている僕の醜い顔とは違う

こんな夜に死ねたらどれだけ 幸せなのだろう

僕も流れ星になりたい。星になりたい

綺麗な星に見蕩れていると 次第にそんな考えになっていく

そしたら無意識にカッターを持っていて

そう願いを込め、喉にぶっ刺した

はずだったのに、君はいつも タイミングよく助けに来るね

がしゃん！！

僕より背丈が低いから いむの腕に収まることは無いのに

必死に抱き締めて、必死に止めるいむ

さっきの出来事が無意識過ぎて 自分も驚いてる

それ程溜め込んでいたのかと 小さいいむの背中を擦りながら 自分を労った

なんでもない。 そう言いかけた君の顔は

悲しいような優しいような顔をしていた

誤魔化しちゃダメだって判断して 真実を話すことにした