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匿 名 R
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自由時間の後は普通に授業が始まり、もう放課後になってしまった あれからテリーちゃんは放課になると教室を出て、私が見ていた範囲ではずっくくんとも話していないようだった
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夢主
なんとなく、朝のテリーちゃんの様子を気にしながら帰り支度をしていると既に準備を終えていたずっくくんが呼びに来てくれる
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夢主
zk
私と一緒に帰るのが当たり前、という感じに嬉しくて胸がぎゅうっと締め付けられる
zk
夢主
そうして二人で並んで廊下を歩き始めた
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夢主
zk
ずっくくんと今日の話をして歩いていると、通りがかった空き教室の前にテリーちゃんが立ち尽くし、教室の中からは声が聞こえてきた
女子生徒1
女子生徒2
女子生徒3
女子生徒1
女子生徒3
女子生徒2
テリー
今朝の、強気で冷たかった瞳には涙が張っていて今にもこぼれ落ちそうだった
夢主
何かしなきゃ、とテリーちゃんに手を伸ばしかけた時、隣から長い腕がすっと伸びて教室の扉を乱暴に開いた
ガンッ
女子生徒1
女子生徒2
zk
テリー
涙がぼろ、とこぼれた瞳は大きく開かれ驚きと困惑の色を滲ませてずっくを見つめた
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女子生徒1
女子生徒3
zk
女子生徒2
zk
女子生徒3
ずっくにボロカスに言われた女子生徒達はカバンを持ってバタバタと教室を出ていった その中に取り残されたずっくくんは大きなため息を着いて首をかいていた
夢主
俯いて動かないテリーちゃんが心配になり声をかける
夢主
何を言えばいいかわからず、とりあえずおやつに食べようと思っていたメロンパンを差し出した
テリー
夢主
自分でも、何やってるんだとは思う、けど、何もしないよりは……とテリーちゃんの手を掴んでその手にパンを乗せた
テリー
夢主
テリーちゃんはそのメロンパンを見つめ、手に持ったままずっくくんのいる教室へと入っていく
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ずっくくんは、優しい声でテリーちゃんへ問いかける
テリー
テリー
zk
テリー
zk
テリー
zk
メロンパンの袋がぐしゃりと音を鳴らす テリーちゃんは眉を寄せ、酷く悔しそうな顔でずっくくんを睨みつけた
テリー
zk
声を張り上げて、大粒の涙をボロボロとこぼす
テリー
テリー
捨てられたような顔でぐずぐずと泣き、制服の裾で目を拭う
テリー
zk
テリー
zk
テリー
zk
テリー
夢主
ぐわっ、と顔を真っ赤にしてずっくくんと私を指さして「嫌い」と言って、大粒の涙を再び流しながら走っていってしまった
zk
頭をガシガシ掻きながら座り込んで唸る
夢主
zk
夢主
眉を下げて笑っていたずっくくんはした寂しそうに窓の方へ視線を移した
zk
立ち上がって、どこを見るでもなく眉を寄せて呆れるように笑う
zk
夢主
zk
zk
自嘲するように笑う顔は、胸を締め付けた
夢主
zk
夢主
zk
夢主
zk
夢主
何かを考え込むずっくくんの手を引いて歩き出す 「俺は好きな子いるのに」 その言葉が心の中に重くのしかかった
夢主
どんどん日が沈む空と同じように、彼の言葉が頭の中を埋めつくし気分も沈んで言った けれど、大切な友達を泣かせ傷つけた罪悪感に俯く彼のためにも、努めて笑い2人の家へ急いだ
コメント
1件
うわあ、読んでて胸がぎゅっとなった……。テリーちゃんのあの「演じてた」って告白、すごく痛いほど伝わってきた。ずっくくんも気づいてたのに距離を保ってたっていうのも、お互いに優しくて切ないよね。最後の「好きな子いるのかぁ」で夢主ちゃんの気持ちが沈むところ、すごく引き込まれたよ。メロンパン渡すシーン、ああいう不器用な優しさがぐっときたなあ。