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朝練もふまえて放課後練も 終わった
澤村
よし…じゃあ日向。教えてくれ
菅原
ゆっくりでいいからな…
日向
…はい
日向は今まで受けたことなどを 全て話すと 澤村･菅原･東峰の顔は青ざめて居た
日向
でも！大丈夫ですよ！
日向
何とも思いませんし！
日向
仕方ないとしか思ってません
澤村･菅原･東峰は 日向の笑顔が心の底からではなく 目に光のない仮面のような笑顔だと 気づいた
菅原
日向っ…
菅原が日向を力強く抱いた
日向
ス、菅原さん…？
菅原
バカ…バカバカ…
日向
菅原さん…
澤村
日向…
澤村は 日向の小さい体で大きな悩みを 抱えていたのだと思うと 心が痛くなった…
東峰
日向…1人で耐える気持ちはすごくわかるよ
日向
……
東峰
でもね？
東峰
耐えれば耐えるほどに自分を見失ってしまうんだよ…
東峰
俺はこんな見た目だけどさ…日向みたいな大きな心持ってないしさ！
東峰の言葉はみんなの心に グサリッ と効果音が着くかのように 刺さった
日向
ﾋｯｸ…ｳｩ……
菅原
日向!?
日向は気づいたら 泣いていた… 産まれたばかりの赤子のように わんわん 泣いた
日向
お、俺…ﾋｯｸ
菅原
ゆっくりでいいから…
日向
怖かった…ｳｩ…
菅原
っ…
澤村
…ごめんな日向
東峰
もっと早く気づけばよかったよね
日向
ｳｩ…
澤村･菅原･東峰は もっと早く気づいれいれば ここまで追い詰めたのは誰か 怒りが湧き出てきたり 悲しみが湧き出てきたり 変な気分だった
菅原
日向…誰にやられたの？
日向
…ﾋｯｸ……言えません…ﾋｯｸ
澤村
日向をここまで追い詰めた奴を見逃す訳に行かない
東峰
日向…言ってごらん？楽になれるよ？
菅原
俺らって…そんなに頼れないかな…？
日向
ち、違う…ﾋｯｸ
日向
頼れない訳じゃ…ない…ﾋｯｸ
日向
ただ…怖かった…ｳｩ
日向
嫌われないか…怖かった…ﾋｯｸ
菅原
あぁ！もう！
菅原はもう一度 日向を力強く抱いた…
すると部室のドアが ガチャと開いた
日向
か、影山っ！
東峰
！？
菅原
！？
澤村
！？
影山
ボケェ！日向ボケェ！
日向
…ｳｩ
澤村
ま、まぁまぁ影山…落ち着け…
影山
…んで
澤村
？
影山
なんで…頼ってくれないんだよ…
日向
え…
菅原
ん？
澤村
ん？
東峰
ん？
影山
俺は…頼りに…ならないかも…しれないけど……
影山
話だけでも聞いてやった！
影山
1人で溜め込むより！頼りにならないやつにでも…話した方が…いいだろ！
日向
か、影山…ｳｩ
ずっと泣いた日向は落ち着いたのか 太陽から降りてくる天使のように ニッコリと笑った
そんな感じで 一日が過ぎていった。
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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