フェリ
幼い子供のように、ニコニコと笑いながら問いかける
目の前の光景を、大体の人は子供が無邪気に笑っているだけに見えるけれど。
少し視線を下へずらすと、そこには無機質な天井が反射するくらい、手入れされている片手に鋭いナイフを持っている、 高身長でイケメンの青年。
何故このようになったのかは勿論心当たりが...
"全くと言って無い"のだ
どこかで私が、この青年に何か恨みでも買う事をしたのか ?
だが、目の前に立っている青年は確実と言っても良い程の、他人である。
フェリ
一気に私に近寄り、ナイフの横の面で私の頬を優しくぺちぺちと叩き出した。
菊
恐る恐る口を開き、目の前の青年に尋ねた。 自分の口から出た声は、とても震えており、今から食される鼠のようだった。
フェリ
菊
このまま青年と話し続けていると、 青年のペースに呑み込まれる。 そんな事が脳裏に浮かんだ。
Continuar .
コメント
2件
うん、好きです