がちゃんっ
ラインハルト
「何かあったの?」
ラインハルト
「しょうがないでしょう、彼奴がそう言ったんだもの」
「退社処分を食らうくらいなら、今ここで殺せ…って」
ラインハルト
ラインハルト
「さぁね、その場合あんたの体を乗っ取ってアイツを殺してやる」
ラインハルト
「ならやめときなさい」
ラインハルト
風が吹いている。
たくさんの星空が見える
赤ずきんの傭兵
ラインハルト
人差し指を口につけて、ジェスチャーをする
赤ずきんの傭兵
ラインハルト
赤ずきんの傭兵
赤ずきんの傭兵
彼女が指を指した先に見えたのは…
ラインハルト
赤ずきんの傭兵
ラインハルト
目を細めて見ると、少し……見えた、気がする
赤ずきんの傭兵
ラインハルト
赤ずきんの傭兵
ラインハルト
赤ずきんの傭兵
ラインハルト
ラインハルト
赤ずきんの傭兵
ラインハルト
赤ずきんの傭兵
赤ずきんの傭兵
色のせいか、それとも何か別の…
……それは、どうだっていいか
でもまるで、僕には……
ラインハルト
赤ずきんの傭兵
彼女の声色が変わった
赤ずきんの傭兵
ラインハルト
いつもより控えめな怒り。 でもそれは、いつもより悲しげだった
赤ずきんの傭兵
赤ずきんの傭兵
ラインハルト
ラインハルト
知っている
彼女のEGOを 彼女の本心を
それは__
僕にしか、聴けない声
たまには荷物を下ろすように休んでみてもいいかもしれない。
赤ずきんの傭兵
赤ずきんの傭兵
赤ずきんの傭兵
赤ずきんの傭兵
……驚いた
彼女が流す涙を、初めて見たから。
赤い瞳の奥から揺らぎ落ちた涙は
今までの彼女の心境を、表していた気がする。
ラインハルト
言葉が、出なかった
彼女に向ける想いが、言葉を、
言葉を、遮った
驚いたと同時に
愛しかった
ラインハルト
この感情が許されるのなら
彼女の痛みを、僕に移せたら
ラインハルト
僕も共に生きれたら
君を泣かせることの無い
狩人に___
「その痛み、背負わせておくれよ。」
コメント
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最後の背景はアルビレオを意識したつもりです