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※町中

時刻11時45分頃

がやがや

美奈(みな)

ーーーーー

狂四郎(きょうしろう)

ーーーーー

早めの昼食を済ませ、美奈が狂四郎に町を案内していた。

美奈(みな)

と、こんな感じかな

狂四郎(きょうしろう)

大体分かった。
美奈さんおおきに

美奈(みな)

どういたしまして

香深(カフカ)

あれ?
美奈と狂四郎じゃないか

美奈(みな)

香深。
見回り?

香深(カフカ)

ああ

美奈(みな)

いつも一緒にいる
同僚の人達は?

香深(カフカ)

あいつらは別の場所の見回りしてる

美奈(みな)

そうなんだ

香深(カフカ)

ああ。
それよりお前らは何してたんだ?

美奈(みな)

狂四郎さんに
この町を案内してたの

香深(カフカ)

そうだったのか

狂四郎(きょうしろう)

あと、
頭領さんを見にな

香深(カフカ)

なるほど、
お前達の耳にも届いてたのか。
まあ、あの人人気だからな

狂四郎(きょうしろう)

そない人気なん?
その頭領さん

香深(カフカ)

ああ。
特に女子(おなご)にな

美奈(みな)

強いだけじゃなくて男前だからね、頭領さんって

狂四郎(きょうしろう)

へえ

ざわざわ ザワザワ

狂四郎(きょうしろう)

ん?
何や騒がしいな

香深(カフカ)

お!
噂をすれば、だな。
美奈、狂四郎行くぞ

美奈(みな)

うん!

狂四郎(きょうしろう)

う、うん?

ざわざわ ざわざわ ザワザワ ザワザワ

香深達三人が人がより集まっている場所へと移動すると、そこには香深の言う通り女性が多く集まっていて黄色い声をあげていた。

住人1

七瀬様ー!

住人2

素敵ー!

住人3

こっち向いてー!

狂四郎(きょうしろう)

す、すごいな

女性達の迫力に狂四郎が思わずたじろぐ。

美奈(みな)

あはは!
あ、狂四郎さん。
ほら!あの先頭にいる人が
頭領の七瀬様だよ

美奈が示した方向に狂四郎が目を向ける。 そこには、自身よりも背が高くガタイの良い男達に負けずに圧倒的な存在感を放つ整った顔立ちの青年がいた。

狂四郎(きょうしろう)

へえ、いかにも
『頭領』って感じやな。
それに確かに男前や

美奈(みな)

ね!

狂四郎がそのまま七瀬を見つめていると、

七瀬(ななせ)

・・・・・

狂四郎(きょうしろう)

⁉︎

七瀬が不意に狂四郎の方を向いた。

狂四郎(きょうしろう)

(え、こっち向いた?)

住人3

きゃー!
七瀬様が
こっち向いたわー!!

住人1

違うわよ!
私の方を向いたのよ!

女性達の大きな声に狂四郎が驚いて一瞬視線をはずし再度彼の方を見ると、七瀬は前を向いて歩いていた。

狂四郎(きょうしろう)

(気のせい、か?)

美奈(みな)

・・・・さん

狂四郎(きょうしろう)

・・・・・

美奈(みな)

狂四郎さん!

狂四郎(きょうしろう)

美奈(みな)

大丈夫ですか?
ボーッとしてましたけど

狂四郎(きょうしろう)

あ、ああ。大丈夫や。
少しまわりの空気に当てられたんかも

香深(カフカ)

今日はもう宿に戻った方がいいんじゃないか?

狂四郎(きょうしろう)

ん、そうさせてもらうわ

香深(カフカ)

じゃあ、
俺は見回りに戻るから。
またな二人とも

狂四郎(きょうしろう)

またな

美奈(みな)

うん。
香深見回り頑張ってね!

香深(カフカ)

おう!

そうして三人は軽く挨拶をしたあと分かれた。

七瀬(ななせ)

・・・・・

七瀬(ななせ)

(あの糸目の男。
見かけない奴だったな)

七瀬(ななせ)

(何者だ?)

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