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ファイヤー!!

ぐあっ!

やめろ!

俺は命令されてただけだ!

人に害を加えていたのには変わらないだろうが!

赤髪の女が「ファイヤーロープ」と 技名を叫ぶと、

既に地面に押さえつけられていた、

犬のような耳を持った大男に

どこからともなく現れた、

真っ赤な、

火のついた、

いや

炎で形成されているロープが巻きついた

熱っ!!

離しやがれクソ女!

全く、

男っていうもんは大袈裟だなあ

火加減はしてある

せいぜい服が溶けるだけだ

焦げ跡すらつかないだろう

女はポケットから携帯電話を取り出し、

どこかに電話をかけたようだった

おい!デイビス!

終わったぞ

引取りに来い

ルカ

母さ〜〜~ん!!!

ルカ?!

エナ・ライアン

ルカの母

魔法界最強とまでいえる強さを持つ

ルカ!なんでこんなところにいるんだ!

ルカ

母さんについてきた!

危ないから任務には着いてくるなっていつも言ってるだろうが!

ルカ

仕方ないだろ!

ルカ

魔法をみるのが好きなんだから!

あのなあ、ルカ、

ルカ

ファイヤー!!って!

ルカ

かっこいいよなあー!

ルカ

なあ母さん!

ルカ

俺も魔物とかと戦ってみたいんだ!

ルカ

俺も現場に連れて行ってくれ!

それはだめだ

ルカ

なんで!

ルカには危険すぎる

さっきの半獣を見てただろう!

ルカ

だって俺!この間泥棒とっ捕まえたんだ!

ただの泥棒とは訳が違う!

ルカ

なんでだよ!俺だって戦える!

いつのまにか、

言い合いは大きくなっていき

森に2人の声が響いた

そもそも!

ルカ、

お前はまだ魔法が発動してないだろ、

ルカ

図星を突かれた!

そう思った

2日前にも、

クラスメイトに 同じようなことを言われた

「魔法使いになんてなれるわけない」

って

なにも言い返せなかった

ルカももう中学生だ

魔法使い以外の道も考えてみた方がいい

なんだよ

なんだよみんなして

母さんまで、!

味方だと、

俺を信じてくれていると思っていたのに

くそ、

くそ、

ルカ

くそ!!

ルカ

俺は魔法使いになるんだ!

ルカ

母さんの魔法を初めてみた時からずっとそう思ってた!

ルカ

憧れたんだ!母さんに!

ルカ

でも、母さんまで……

あ!おい!ルカ!

待て!どこへ行くんだ!!

魔法が使えないと認めたくなくて、

母さんと喧嘩してしまったのが悔しくて

どうしても家には帰れなかった

最近は、山に篭って

少しでも強くなろうと 筋トレや自主練、

魔法を使おうと詠唱を唱えたりして

一日を過ごしていた

森での唯一の話し相手は

枯れ葉の下のダンゴムシと 小さな赤ちゃんの小鹿だけ、

そろそろ1人にも飽き飽き してきた頃だった

近くで、「おーーい」と

聞き馴染みのある、 安心する声が聞こえてきた

声はどんどん近ずいてくる

もしかして、

ロジャー

\ルカーーーーー!!!/

ルカ

ロジャー?

ミジ

\ルカーー!/

ルカ

ミジ、?!

ミジ

ルカ!!

ミジ

ロジャー!ルカがいた!

ロジャー

ルカーーー!!!

ルカ

なんでここに、?!

ロジャー

心配したんだぞー!

ロジャー

家には帰ってない

ロジャー

学校にも来ない

ロジャー

秘密基地にもいなかったし、

ミジ

お母さんも死ぬ程心配してたよ

ミジ

私のせいだ、って

ルカ

ああ、

ロジャー

どした?

ルカ

なあ、

ルカ

俺ってさ

ルカ

魔法使い、諦めた方がいいのかな

思いもよらないルカの発言に ロジャーとミジは目を見交わせた

口を開けば魔法の話ばかりするルカが?

諦める?

明日は空からカエルでも 降ってくるのかと2人は思った

ミジ

ちょっ、え、?

ロジャー

どうしたんだよ突然、

ルカ

母さんは小5のときには魔法が発現してたって

ルカ

俺、もう中2だ

ミジ

ルカ、そんな、

ミジ

個人差だってあるでしょ?

ロジャー

はあ〜〜~っ、

ロジャー

ナヨナヨしてんなよ気味わりい、

ロジャー

ほらルカ、

ロジャー

山降りるぞ

ロジャー

いつもみたいにパトロールするんだろ?

ミジ

あ、そうそう!

ミジ

いっぱい悪党捕まえてさ

ミジ

数でルカママに勝とうよ

ミジ

それなら、私たちにだってできるでしょ?

ルカ

母さんに、勝つ、、?

おれも母さんみたいになりたい!

母さんに勝ったらな

やったあ!

ルカ

2人とも!

ミジ

うわあっ!

ミジ

どうしたの?突然、

ルカ

協力してくれ!

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