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これは 心に欠陥を持った者達が 友情を知り、愛情を知り 【英雄】となるお話
愛した者は信じ方を 愛された者は騙し方を 失った者は生き方を 得た者は死に方を 救う者は救われ方を そして
読める者は感情を
CHAPTER0-1
俺は貴族の家系に産まれた
母も、父も、祖母も友人も皆
言葉にはしなかったがきっと、
俺を愛し、慕ってくれていた
きっと…
信じていた
だから俺も愛していた
好きだった
母が優しく微笑んでくれるのが
父が頭を撫でてくれるのが
祖母が俺のことを自慢にしているところが
友人と遊んでいる時間が
あの場所が
大好きだった
あの場所だけが俺の居場所だった
…
なのに両親は俺を売った
涙ひとつ見せなかった
誰も止めなかった
…
賄賂がばれて家系も崩壊寸前だったらしい
孤児院に入って
それでも、いつかは戻ってくると
そう信じていたんだ
でも
何年経っても、誰も俺の前には現れなかった
誰も、俺を愛してなんていなかったんだ
良いように使われて
いや、俺が勘違いしていたんだ
俺の信じたものは
愛したものは
簡単に俺の手からこぼれ落ちた
…
もう、俺は何を信じればいい?
信じたものは儚い
なら最初から、
愛さなければいい
信じなければいい、
そうすれば
ナツ・フレイム
ナツ・フレイム
ナツ・フレイム
シクス学苑 最高峰の教育機関 フォニアという称号を6獲得することで学苑の中でもシンフォニアという特待生に選ばれる(スパイファミリーネタ) また、それとは逆のトニトという称号を6手にするとシクス学苑は留年、シクス付属学苑という別の養育施設へと送られる