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教室に入ると───
女子生徒がイケメン貴公子の話題で盛り上がっていた───
瀬戸くん派──
月城くん派──
相河くん派──
3パターンに分かれていて
その中でも一番人気は瀬戸くんだった──
私は興味がない為、
席に座り外を眺めていると──
橘葵
一人の女子生徒が声を掛けてきた
よく少女漫画に出てきそうな
三つ編みで眼鏡の大人しそうな子だった───
橘葵
橘 葵(たちばな あおい)──
神志那未怜
橘葵
神志那未怜
橘葵
見た目とは違って、想像もつかないくらい
積極的な子だった──
橘葵
神志那未怜
橘葵
葵とそれから時間が許す限り
話し込み、すっかり仲良くなった
この後のHRで、
生徒会(学級委員)決めで
私がやることになった───
その集まりが、早速今日あると言われ放課後残ることになった──
橘葵
橘葵
神志那未怜
柿崎優羽
放課後私は、副委員長と指定された教室に行き
黒板に書かれた席の通りに座り始まるのを待っていた。
ガラガラッ・・・
後ろのドアが開き
入ってきたのは──
瀬戸くんとC組の女子だった──
「「席に着いてください」」
生徒会長の挨拶で会議が始まる
1年間の行事とその流れの説明
生徒会の仕事の流れを事細かく説明してくれた
30分ほどで会議が終わった
私は教室を出て自分の教室へと向かった
柿崎優羽
神志那未怜
柿崎優羽
神志那未怜
柿崎優羽
神志那未怜
男を追ってやりたくもない生徒会やられるなら
私がやったうがいいと正直思った
橘葵
神志那未怜
教室の入口で私を呼ぶ葵──
柿崎優羽
神志那未怜
柿崎優羽
神志那未怜
興味のない恋愛話ばかりをしてくる優羽より
葵と話している方が楽だと思った
葵と一緒に昇降口に向かった
そこには───
瀬戸くんを待つ月城くんと相河くん
相河蓮央
神志那未怜
神志那未怜
相河蓮央
そう言って手を差し出してきた
神志那未怜
手は掴まず、頭を軽く下げた
葵と一緒に足早にその場を離れた
その姿を見られていたことも知らずに───
橘葵
神志那未怜
神志那未怜
橘葵
神志那未怜
橘葵
神志那未怜