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教室に入ると───

女子生徒がイケメン貴公子の話題で盛り上がっていた───

瀬戸くん派──

月城くん派──

相河くん派──

3パターンに分かれていて

その中でも一番人気は瀬戸くんだった──

私は興味がない為、

席に座り外を眺めていると──

橘葵

神志那さん?

一人の女子生徒が声を掛けてきた

よく少女漫画に出てきそうな

三つ編みで眼鏡の大人しそうな子だった───

橘葵

私、D組の橘葵

橘 葵(たちばな あおい)──

神志那未怜

どうも

橘葵

葵って呼んで?

神志那未怜

じゃあ私は───

橘葵

未怜!!って呼んでいい?

見た目とは違って、想像もつかないくらい

積極的な子だった──

橘葵

私、貴公子トリオ興味なくて

神志那未怜

私も!!──

橘葵

だと思ったから声掛けたんだ

葵とそれから時間が許す限り

話し込み、すっかり仲良くなった

この後のHRで、

生徒会(学級委員)決めで

私がやることになった───

その集まりが、早速今日あると言われ放課後残ることになった──

橘葵

未怜──大丈夫?

橘葵

みんな酷いよね!

神志那未怜

平気だよ

柿崎優羽

未怜ファイト!!

放課後私は、副委員長と指定された教室に行き

黒板に書かれた席の通りに座り始まるのを待っていた。

ガラガラッ・・・

後ろのドアが開き

入ってきたのは──

瀬戸くんとC組の女子だった──

「「席に着いてください」」

生徒会長の挨拶で会議が始まる

1年間の行事とその流れの説明

生徒会の仕事の流れを事細かく説明してくれた

30分ほどで会議が終わった

私は教室を出て自分の教室へと向かった

柿崎優羽

未怜~!!

神志那未怜

優羽

柿崎優羽

ねーC組瀬戸くんだったの?

神志那未怜

うん

柿崎優羽

私やればよかった─

神志那未怜

そうだね

男を追ってやりたくもない生徒会やられるなら

私がやったうがいいと正直思った

橘葵

未怜~!!帰ろ?

神志那未怜

うん!

教室の入口で私を呼ぶ葵──

柿崎優羽

あの子同じクラスだよね?

神志那未怜

そう!葵!今日仲良くなったの

柿崎優羽

そうなんだ

神志那未怜

ごめん。じゃあ私先に帰るね

興味のない恋愛話ばかりをしてくる優羽より

葵と話している方が楽だと思った

葵と一緒に昇降口に向かった

そこには───

瀬戸くんを待つ月城くんと相河くん

相河蓮央

あれ?朝一緒にいた子は?

神志那未怜

(え…?これ私に声掛けてる…?

神志那未怜

え、もうすぐ来ると思います

相河蓮央

そっか。俺C組の相河蓮央!よろしく

そう言って手を差し出してきた

神志那未怜

よろしくお願いします

手は掴まず、頭を軽く下げた

葵と一緒に足早にその場を離れた

その姿を見られていたことも知らずに───

橘葵

朝一緒にいた子って柿崎さん?

神志那未怜

そうそう!

神志那未怜

瀬戸くんにおはようって言ったけど無視されてさっきの2人におはようって言われてたの

橘葵

凄いッ・・・!

神志那未怜

・・・?

橘葵

いや、積極的な子だね

神志那未怜

(私には一生無理だね…

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