桃赤 (青赤)
赤
でさーwwww青ちゃんがさーーww
もうやめてくれよ…
俺の前でそんな楽しそうに彼氏の名前を言うな…
俺の方が青よりも赤のことを好きになった期間は長い!
青よりも赤のことを好きな自信がある!
それなのに…
なんで、不平等なんだろーな…
赤
桃くん、!
桃
っ…!
桃
ごめん、どした?
赤
もう、急に真剣な顔して俺の話聞いてなさそうだったからさ!
桃
そっか、ごめんな、
赤
なんか、悩みごと?
赤
話聞こうか…?
桃
いや、なにもないよ、ありがとな。
言えるわけないだろ…
桃
………
桃
疲れた…
桃
エゴサでもするか…
桃
あ、赤からだ、
桃
「了解、待ってるぞ~」
桃
…………
桃
また、性格悪いこと考えちゃうんかな…
そんな自分自身が、誰よりも嫌いだ…
ピンポーン
桃
あ、はーい
ガチャ
赤
あ、桃くん、
赤
ごめんね、急に…
桃
いや、全然いいよ。
桃
さ!入って~
赤
お邪魔しまーす
桃
それで、どしたんだ?話したいことって、
赤
そう、それなんだけど、…
赤
青ちゃん、なにが欲しいかなって…
桃
……………え、?
赤
ほら、もうすぐ付き合って1年たつから、なんかあげたくて…
赤
桃くん、なんか青ちゃんが欲しそうなもの知ってるかなって…
よりによって青の話…
できるだけ自然に…
桃
たしか、ゲーム機欲しいっていってたぞ。
赤
そーなんだ、!ありがとう!
赤
助かったよー!
桃
よかった、!
全然良くねーけど…
桃
そうだ、コーヒー作るから待っててくれ、
赤
わざわざありがとう!
桃
おう、
桃
どこだ…
桃
ん?なんだこれ
桃
睡眠薬…
これで赤のことを眠らせたら…
無理やり…ヤれる…?
俺はだめなことだと思っていても、手が止まらなかった。
できるチャンスは、今しかないと思ったから。
俺は迷わず睡眠薬を入れた。
桃
これで…
桃
いいんだ…!
桃
できたよ、
赤
あ、ありがとう!
桃
赤はこっち、
赤
いただきます!
やっと、
やっと、!
赤と…!
桃
…赤、!!
赤
ん?、
桃
ごめん、それ砂糖いれんの忘れてた!
赤
うそ!俺砂糖なくちゃ飲めないよ~…
桃
それかして、もっかい作ってくる。
赤
ほんとに!?
桃
おう、待ってろよ
赤
うん!!
俺は自分のしたことに驚いた。
なんであんなこといったんだ…?
いわなかったら今頃…
桃
俺って、ずりーやつだな、…ボソ
桃
だから、青に負けたんだ…ボソ
好きな人には、幸せになって欲しい…
桃
ほれ、
赤
ありがとう~!
赤
………?
赤
この花、なに?
桃
コリウスっていう花だよ。
赤
そーなんだ…
赤
もらっていいの…?
桃
もらって欲しい
赤
ありがとう!
いつか、この気持ちが枯れるまで…
俺は君を、想い続けるよ。