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めろ
恐怖で目を閉じる. 嗚呼、転ぶんだ。ってね。
羽原
恐る恐る目を開けた。 そこに居たのは______
太宰.
見知らぬ男。 両目をぱちくり。ただでさえでかい目をさらに大きくして、その男をじっと見つめる.
太宰.
羽原
太宰.
見透かされて居るような瞳。 どうも居心地が悪い。
太宰.
羽原
断る事も束の間,されるがままに手を引かれる。
太宰.
羽原
俺の話なんて聞いてない。 謎の包帯男(見た目からそう呼ぶ事にした)の後ろ姿を見つめる.
たまには大人を頼ってもいいんじゃない?
そんな懐かしい声が頭の隅で聞こえて、どうも居心地が悪い。
数分後_____。
太宰.
羽原
水分を受け取り乍こたえる. 紅茶や珈琲、そんな着飾った飲み物じゃなくて、唯の水。
羽原
そう心の中で唱え,受け取った水分を1口、二口……、
羽原
太宰.
太宰.
羽原
太宰.
羽原
太宰.
羽原
太宰.
太宰.
太宰.
当たり前。 かのように隣に座って会話を始める包帯男. 嗚呼、この人と顔を合わせなければ、顔を見なければ、俺を見なければ、こんなにも居心地がいいだなんて。
羽原
太宰.
羽原
太宰.
その場を動こうとしない包帯男. 彼に違和感を抱きつつもこの時間が少し楽しい。と思ってしまった自分が憎らしい。
『左』の胸ポケットを大事そうに撫でる. そこに彼の大事なものが眠っているかのように。 そっと、丁寧に、頬を緩ませ乍。
太宰.
羽原
太宰.
太宰.
羽原
太宰.