悠斗
と、とある魔法士のせい?
奈子ちゃんが話したことは、俺にはさっぱり分からないものだった
奈子
それはね、昔のことなんだ
奈子
1人の魔法士が虐められていました。
その頃その少女は、魔法に憧れ書物を漁り、魔法の言葉を作って、発していました。
その時、その言葉をいじってくる、いじめっ子が来ました。
その少女はどうでもいいと、いじめっ子に作り上げた魔法を言いあげました。
すると、いじめっ子たちが次々と倒れ、最終的に居なくなりました。
奈子
って、事があって
奈子
魔法士が現れ始めたって訳なんだって!
悠斗
よく、そんなこと覚えてるね
奈子
これを覚えるのも、魔法のおかげなんだよ!
悠斗
ま、魔法ってそんなに便利なんだね。
キーンコーンカーンコーン
悠斗
悠斗
え?
奈子
あ、もう帰る時間かな
悠斗
もしかして、俺…放課後まで寝てた?
奈子
うん……。
奈子
一緒に帰ろ!
悠斗
う、うん
奈子
ねぇねぇ、悠斗君
悠斗
何?
奈子
色華森って、知ってる!?
と、唐突だな
悠斗
知らないですね…
奈子
やっぱり!色華森ってね、不思議な森なんだ!!
奈子
私も行ってみたいんだけど……
色華森って、初めて聞く単語だよ……
……
……
俺は……
俺は……知って───
奈子
色華森はね、なんでも夢が叶うところ何だよ!
悠斗
悠斗
なんでも!?
奈子
うん!
悠斗
マジかぁ
それだったら、何叶えようかな
奈子ちゃんと話していると
後ろから聞き馴染みのある声が聞こえた
静香
ねえ。色華森行きたいの?
奈子
し、静香ちゃん!?
悠斗
静香!
静香
色華森に行く方法、私知ってるよ
な、なんで静香が知っているんだ?
奈子
だ、だとしたら、私行きたいな!!
静香
( ̄▽ ̄)ニヤリッ
静香
それなら……
明日ズル休みして行くんだな
悠斗
悠斗
ん?
マジかよ!?
そんな事したら…後々困るんじゃ
悠斗
奈子ちゃん…どうする───
奈子
行く!!私も一緒に!
悠斗
え!?
静香
なぁ、悠斗?お前も行くだろ?
この流れは……
悠斗
行ってあげてもいいけど……
静香
そう来なくちゃ
こうして俺らは、色華森に行くことになった
なんだろう
この出来事…既視感がある
……
本当に、俺らは……
……
本当に俺らは初対面だったのか?