次の日、今日も騒がしい船の上
銀狼たちが声をそろえて目を輝かせる
クロムは困惑したような表情をする
クロム
クロム
千空はその会話を聞いて呆れながら
千空
羽京
千空
千空
ゲン
スイカ
千空
千空
オリビアは朝に弱い。 皆の騒ぐ声で起き目を擦りながら部屋から出る
すると何かを探しているクロムとスイカを見つけた 声を掛けるか迷っていると
クロム
スイカ
オリビアを見つけた2人は眩しいほどの笑顔を向ける
オリビア
オリビア
クロム
クロム
クロム
オリビア
クロムは目を輝かせながら
クロム
オリビア
オリビア
オリビアはズボンのポケットを探り小さいハンマーを出す
それを丁寧かつ素早く削り出す
スイカ
コハク
クロム
スイカ
オリビア
オリビア
クロム
クロムから受け取ると目を輝かせる千空
千空
千空
ゲンは不思議そうに覗き込む
ゲン
龍水
龍水
オリビア
龍水は流石と言わんばかりに笑いオリビアの肩を叩く
龍水
羽京
羽京
羽京
龍水
龍水
龍水
夕暮れ。 作業を終えたクロムとオリビアは舟先に座り込み、 今日できた方解石を眺めていた。 オレンジ色の光が透き通る板を照らし、きらきらと輝いている。
クロム
クロムが感心していると、オリビアが不意に呟いた。
オリビア
クロムが横目で見ると、オリビアの表情は珍しく柔らかかった。 どこか、少年らしい素直な驚きの色を帯びている。
オリビア
クロム
オリビアは方解石を両手で大事そうに包み 少し照れくさそうに笑った。
オリビア
クロムはその様子に思わず笑った。
クロム
クロム
クロムは眉をひそめる
オリビア
と呟きつつも、オリビアの口元は否定しきれずに緩んでいた。
その笑顔は、冷徹な雰囲気をまとった“戦力”でも“合理主義者”でもない。ただの、年相応の十五歳の少年のものだった。
夕日がオリビアを照らす。 水面がキラキラと輝きオリビアの髪が頬を撫でる
クロム
クロムはオリビアの横顔を見て、心の中でそっと思った。 ――やっぱり、この人を「普通」に戻したい。
コメント
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新しいの来た~~~ あと、もう一話あるからすぐ見ます✨