邪魔者

ただ羨ましかった

お金持ちで、楽しそうに笑ってる人が

僕なんか、お母さんに叩かれるの

でもね、お母さんは優しいんだよ

二重人格なんだって、しょうがないよね、

それは突然の事だった、

お母さんが、僕を捨てたの

…このままだと、恋論は辛い思いをするだけって、

辛くないよって、何度も言ったのに

お母さんは、大勢の人に連れてかれたの

お母さんの最後の一言は

愛してる

僕はずっと涙が止まらなかったんだ、

叩かれてもいい、殴られてもいいよ

ただ、お母さんと一緒にいたいだけなのに

僕の周りにいた大人達は聞く耳も立てずに

"もう大丈夫だよ"って

その瞬間から、もう、何もかも真っ黒になって

お母さんの優しさも、想いも

この人たちは

"なんにも分かってないよ"

月3で、お母さんに会わしてくれるって

でも、一緒に暮らすのには時間がかかりそう

分かってない

分かってない

分かってない！

嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い

ｸﾞｻｯ

ﾊﾞﾀﾝｯ