薄桜鬼次伝

2人は走り、千尋の家へ向かった

家に着くと千尋は自分の部屋へ入り、ある物を手にする

千尋の母、

"春夏(はるか)"

千尋は振り返る事無く走り去って行く

隣を走る千尋に尋ねる

真選組

真選組は生徒が囚われている場所を探り当て、討ち入っている

『ぁぁ…血…血〜…』

(グサッ)

平次が羅刹を斬る

(ﾌﾞｼｭｯ)

永倉と平次が目を見開く

何故なら千尋が突然現れ、羅刹を1突きで斬ったからだ。

そう言うと千尋は階段をかけ登っていく

2人は目を合わし、同じタイミングで口を開く

『かっけぇぇ！』

２階

謎の男が目を見開いた

謎の男達は扉の方へ視線を向ける

扉の向こうで潜んでいたのは沖田と原田だった

2人は扉を開け、言う

男は口笛を吹き、言う

もう1人の男が頷く

男は窓から飛び降りる

その行動に原田と沖田が目を見開く

原田は窓へと駆け出し、同じく飛び降りる

沖田は刀を構え、残った男に剣先を向ける

沖田は刀を構えたまま、男に打ち込もうと間合いを詰める

男と沖田の戦闘が始まり、少しして男が沖田の鳩尾に拳を振るう

沖田が口から大量の血を吐く。

男が沖田にトドメと言うかのように拳を振り下ろそうとする

その時、

(キィーン！)

男の横から刀で攻撃する者が居た

それは鬼の形相の千尋だった

男は片腕で千尋の刀を止めた

男は千尋を見て、目を見開いた

普段とあまりにも違っている千尋の雰囲気に軽く混乱している

千尋は男をギロリと睨む

男は声を張り上げ言う

男の名、

"天霧千里"

千尋は天霧の首元に刀の先を当てる

土方が駆けつける

千尋は天霧をギロりと睨む

そして天霧は霧のように消えていく

『！！！！』

土方と千尋が目を見開く