あぁ、
疲れた
そろそろ眠りにつく頃が来たのかもしれない。
ー 自室 ー
ルシア
ラウ
ルシア
ラウ
ルシア
ルシア
グラッ
ルシア
ルシア
ラウ
ルシア
ルシア
ルシア
....やっぱり。
今ラウがいなかったら私は盛大にコケてた
ルシア
あ....そういえば言ってなかったわね。
私のこの"眼"について。
ちょうどいい機会だし話そうかしら
私のこの眼はベルテマス家代々に伝わる....まぁ一種の魔法みたいなものだ
当然私も受け継いでいた
この眼の力は強力だけど、それなりの代償がある
それは眼を使うと同時に................
寿命が減る
だ。
え?そもそもこの眼の力は何かって?
……
....この眼を使えば相手の言葉を封じることが出来るの
もっと簡単に言えば「圧」かしら
別にこの力を使うのに呪文も特別な道具も要らない。
ただ必要なのは"この眼"と 「黙らせたい」という気持ち
あ、少し話を戻すわね
私は今までにたくさんこの力を利用してきた。
この力の代償を知らないまま。
代償のことを知ったのはつい最近で、お母様の日記に書いてあったの
「この力の代償は、命の弦を一音ずつ断ち切ること。」
「その力を振るうたび、生命の灯火は静かに揺らぎ、消えゆく。」
...と。
この日記を見た時は焦ったわ。
今まで私は何回力を使った?私は死ぬの?
ってね。
その後計算したら私の寿命は後……
数ヶ月くらい。
……あと1、2回力を使ったら死んじゃうかもしれないってくらい危ない。
まぁでも悪くないかもね。特にこの世に未練は無いし。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!